カメラやレンズは湿度が苦手って知ってた?梅雨を乗りきる愛用の防カビグッズを紹介
カメラやレンズの保管はどのようにされていますか?カメラやレンズはカビに弱く、高温多湿の環境では製品内にカビが生えてしまいます。一度カビが発生すると除去するのは困難で、多額の修理費がかかったり、ひどい場合は修理することができなくなってしまうこともあります。
夏は特にカビが繁殖しやすい条件がそろっているので、手遅れになる前にきちんとした対策をしましょう。簡単にできるカビ対策や、保管に役立つ防湿アイテムを紹介します。
除湿剤
まず用意したいのは「除湿剤」です。カメラ機材用の除湿剤がカメラ用品店などで買えます。
一般的なのは袋状の除湿剤です。値段が安く手軽に入手できます。
使用期限があるので、定期的に入れ替えが必要です。どの程度使えるかは商品やご利用の環境によって異なりますが、数か月程度で1年には満たないものが多いです。
繰り返し利用できるタイプの除湿剤もあります。例えば東洋リビングの「モバイルドライ」です。
「モバイルドライ」はコンセントに接続できるようになっていて、中の除湿剤を温めて除湿効果を再生できます。何度も繰り返し使えるので便利です。
ドライボックス
除湿剤とセットで必要なのが「密閉容器」です。カメラやレンズをふつうの部屋や棚などに置いていては、いくら除湿剤をそばに置いていてもカビから守ることはできません。カメラの保管に便利な「ドライボックス」がカメラ用品店やネット通販で買えるのでぜひ手に入れましょう。
ドライボックスによっては湿度計が付属しているので箱のなかの湿度を確認することができます。
除湿剤とドライボックスを利用すれば、雨で湿度が高い日でも湿度を適切に管理してカメラやレンズを保管できます。
防湿庫
除湿剤とドライボックスのふたつの役割を兼ね備えているのが「防湿庫」です。
多くの製品が電子タイプの除湿ユニットを備えており、自動で湿度を管理してくれます。安いものでも1万円以上するのでやや費用はかかりますが、自分で除湿剤を管理する手間がいらないのでとても便利です。
防湿庫にしてもドライボックスにしても、容量は余裕をもって大きいサイズを選ぶことをおすすめします。将来的に保管したいカメラやレンズが増える可能性があります。
カメラをたくさん使おう
カメラやレンズをカビから守る方法について紹介しましたが、実は日常的にカメラを使っていればそこまで神経質になる必要はありません。カメラやレンズを使用して空気が動くことでそう簡単にはカビは生えません。
カビが生えてしまうのは、忙しくなったりしてしばらくカメラを触れなかったときや、押し入れやカバンなどにしまい込んで放置してしまったときが多いです。新しいカメラ機材を買ったときも注意が必要で、古い機材を触らずに放っておいたらいつのまにかカビが生えていたということもあります。
自分がそのカメラ機材への関心がなくなってしまったときがカビのリスクが大きいので、そうなってしまう前に本記事で紹介したような適切な保管方法を知っておくと安心です。
せっかく買ったカメラなら、まずはしっかり使いましょう。使わないときは高温多湿を避けて保管。これが大事です。
本記事は筆者の下記ブログをもとにYahoo!ニュース用に編集・再構成して公開しています。筆者が愛用している防湿アイテムについてより具体的に知りたい方はブログもあわせてご覧ください。
後悔する前にカメラとレンズをカビから守ろう!防湿アイテムを紹介するよ | 神戸ファインダー