【松阪市】個展のアーティストは何と中学生! ギャラリーカフェDoodleで開催の個展は1/21まで
松阪市中町のギャラリーカフェDoodleで、話題の個展が開催されています。
路地裏ギャラリーカフェDoodle
ギャラリーカフェDoodleは、中町の路地裏にあるお店。アーティストでもある店主さんが、アートのギャラリーとカフェの両面持つ、ギャラリーカフェを立ち上げ、若手・ベテラン問わず、様々なアーティストたちの作品と気軽に出会える場所になっています。
個展のアーティストは、なんと中学3年生!
現在2024年1月9日(火)から、ギャラリーカフェDoodleで開催されている個展「NOT APPLICATABLE」。なんと個展のアーティストは中学3年生なんです!
実際にお店に行ってみると、店内に飾られた作品のブラックのボードに、白やゴールドの絵が描かれています。
よく見てほしいのはその細部です。とても細やかな線で描かれているのが分かるでしょうか? 中3アーティストのRionnさんが創る作品は、とても細かいモチーフから紡ぎだされる世界。
中学校は不登校…だけどアートと出会い、前向きに
私が訪れた際、アーティストのRionnさんが在廊していたので、お話させていただきました。Rionnさんは現在、中学3年生ですが、1年生のころから不登校となり、学校に行けない日々が続いていたそう。登校できない葛藤に悩み続けている時、アート=絵を描くことに出会います。
個展中もお店の片隅で、紙に向かってモチーフを描いている姿が。細かいモチーフを描く道具は、特別な画材ではなく、ごく普通のペン。このペンで思いのままに小さな小さなモチーフを描き、紡いで広げていきます。
モチーフや絵を描くことで、自分を表現できる、自分が社会とつながることができる…そんな思いで描き続け、作品のひとつ「複雑」が「コピックアワード2023次世代アーティスト賞100選」に選ばれ、受賞! その受賞作品もこの個展で展示されているので、ぜひご覧ください。
個展を通じてチャリティーへ
さらに、この個展を通じて、創作活動をチャリティーにも。ギャラリーカフェDoodleの協力もあり、在廊中に描いた作品の売り上げの一部を、能登半島地震の被災地への寄付にあてる取り組みも行っています。
【共同企画】
GALLERY+CAFE DOODLE ×rionnartdesign
「令和6年能登半島地震」
被災地を支援するためにチャリティーカードとその原画をDoodle店内で販売します。購入いただいた代金は夕刊三重新聞社、義援金受付けを通じて寄付させていただきます。※原画はSOLDOUT、チャリティカードは200円~お気持ちで受付中
初めての個展、スタートの意味を込めて「O」を描いた作品も。Rionnさんの個展は、開催中~2024年1月21(日)まで。細部までは写真に写らない…その世界観をぜひ会場でじっくり体感して! 若き地元中学生アーティストの個展に、ぜひ足を運んでみてください。
【展示情報】
個展名:NOT APPLICABLE / Rionn
展示日程:2024年1月9日(火)~1月21日(日) ※月曜定休
時間:11:00-17:00(最終日16:00まで)
会場:ギャラリーカフェDoodle