これぞ三陸のラーメン! 海の目の前で食べる海の幸たっぷり「磯ラーメン」! 大槌町「さんずろ家」
岩手県上閉伊郡大槌町。
三陸地方に広がる町で、約200平方キロメートル広がる町域の9割は林野で、東側が太平洋に面している。
町内にある蓬莱島は、NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルといわれている。
2011年3月11日の東日本大震災では津波が直撃し、それに伴う火災も広がり、町は壊滅的な被害を受けた。その後少しずつ復興を遂げ、現在に至る。
今回ご紹介したいのは、そんな大槌町にある一軒の海辺の民宿だ。その名も「さんずろ家」。
1972年創業の民宿で、1階が食堂になっている。窓の外は太平洋が広がり、部屋も全室オーシャンビューだという。
磯料理がメインで、ラーメンも置いていて、「磯ラーメン」が看板メニュー。
「磯ラーメン」は1969年に大槌町のドライブインで生まれた三陸のプチご当地ラーメン。
大槌町のほか、田野畑村など岩手県の三陸沿岸部の市町村では定番グルメとなっており、全部で50店舗近くのお店で提供される人気メニューだ。
海を見ながら、磯ラーメンを食べられるのは最高だ。
具はムール貝、フノリ、メカブ、ワカメ、エビ、カニ爪、イカ、ゲソ、ホタテとたっぷり。麺は中ストレート。
海鮮の旨味がしっかり溶け出した潮汁のようなスープ。海鮮だけでなく海藻類がいい仕事をしていて、三陸産のフノリやメカブの香りや食感が最高だ。これぞ磯のラーメン!と唸る。
その見た目も味も三陸らしいラーメンで、ここは人気間違いなしだ。
ぜひお立ち寄りいただきたい。
さんずろ家
岩手県上閉伊郡大槌町吉里々々第13地割9-22
0193-44-2413
※写真はすべて筆者による撮影