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【札幌市西区】「弟子屈ラーメン 発寒店(RAMAT)」の新メニュー「黒ニンニク味噌ラーメン」が人気!

吉川雅子野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

弟子屈町に本店がある「弟子屈ラーメン」。開発に半年かかったという、北海道美唄市の「牧野農園」の黒ニンニクを使用した新感覚の味噌ラーメン「黒ニンニク味噌ラーメン」が人気です。

弟子屈ラーメン 札幌発寒店(RAMAT)

道東の温泉地「弟子屈町」で生まれた「弟子屈ラーメン」。弟子屈町に総本店、札幌市内に3店、北広島店、新千歳空港店、道外に2店あります。

総本店には、ゴールデンウイークや夏休みなど休日を利用して、毎年多くの観光客が訪れています。

中でも、西区発寒にある「弟子屈ラーメン 札幌発寒店(RAMAT)」。″ラマッ″と読みますが、アイヌ語で「魂」とか「命」の意味があります。

アイヌ文様がステキに配された店構え
アイヌ文様がステキに配された店構え

この店は既成概念にとらわれない「新しい麺料理」を提案する、会社の中でも特別なお店です。

「商品開発研究所」という看板も掲げられています
「商品開発研究所」という看板も掲げられています

北海道の「畑の新顔」

北海道農政部では、地域の特性上、道内では育てにくいとされていたニンニクやサツマイモ、ラッカセイを「新顔作物」として需要拡大に取り組んできました。2月1~29日の期間は、「畑の新顔フェア」と題して、道内飲食店においてそれらの新顔作物を使ったオリジナルメニューを提供していました。

私も直接生産者から取り寄せて楽しんでいるサツマイモ。これは「由栗いも」です
私も直接生産者から取り寄せて楽しんでいるサツマイモ。これは「由栗いも」です

開発に半年かかった「黒ニンニク味噌ラーメン」

「弟子屈ラーメン」では、2月のフェアで黒ニンニクを使ったラーメンを提供していましたが、さらに磨きをかけて完成したのが、「黒ニンニク味噌ラーメン」です。

「畑の新顔」プロジェクトで、美唄市の「牧野農園」のニンニクに出会い、そのときに牧野さんから提案された黒ニンニクの味わい、そしてニンニク作りに懸ける熱い思いを聞いてメニュー化しました。

2月のフェアが終わった後も、同店の「商品開発研究所」の佐々木所長によるさらに磨き上げ。

黒ニンニクを主役にし、オリジナルの味噌ラーメンとして完成させました。

ラーメンには別も似の黒ニンニクと、ニンニクをつぶす道具と一緒に運ばれてきます
ラーメンには別も似の黒ニンニクと、ニンニクをつぶす道具と一緒に運ばれてきます

黒ニンニクは、ニンニクを高温、高湿という一定の環境に3〜4週間保存することで熟成してできます。熟成した黒ニンニクは糖度が増え、まるでドライフルーツのような食感に生まれ変わります。プルーンみたいだと言う人もいます。

黒ニンニクは少し甘酸っぱく、ニンニク臭はありません
黒ニンニクは少し甘酸っぱく、ニンニク臭はありません

提供された黒ニンニクは、添えられたニンニク絞り器でムギューッと絞り出します。

1個ずつ絞るといいですよ
1個ずつ絞るといいですよ

3個絞り終えたのがこちら!

絞った黒ニンニクはスープに溶いて食べてもいいですし、私はちょっとチャーシューとも食べてみましたが、風味が増して美味しかったです。

佐々木所長にお聞きしました。

「この黒ニンニクに合う味噌ダレをとことん追求しました。札幌の老舗メーカーの福山醸造に、粒々感を残す特別に仕込んだ4種類のブレンドした味噌を使用。そこに、道産小麦を使用したお店専用粉の中太ちぢれ麺を合わせました」と。

白味噌ベースのまろやかな味噌の味わいに、黒ニンニクのうま味と魚介の風味がマッチングした、従来の味噌ラーメンとはひと味違うスープになっています。

道外の方にもオススメ!

実は、4月9日からは「マクアケ」で全国発売を開始しているんですよ。

3食入り
3食入り

開発秘話などの詳細もこちらに紹介されていますので、ぜひ見ていただき、美味しい黒ニンニク味噌ラーメンを召し上がってみてください。

<弟子屈ラーメン 札幌発寒店(RAMAT)>

*住所:札幌市西区発寒9条13丁目9-1

*TEL:011-668-0505

*営業時間:火〜金曜11:00~15:00 土曜11:00〜20:00 日曜11:00〜15:00

*定休日:月曜日(1/1休業)

野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

札幌市在住。「野菜ソムリエ上級プロ」。ほかにも生産者のブランディングをする「青果物ブランディングマイスター」、地域の食をツーリズムに生かす「フードツーリズムマイスター」などの資格を有する。「簡単におうちで野菜たっぷりな料理をしよう!」をモットーに料理教室やワークショップなど食に関する話題提供や、野菜や果物を使った商品開発やメニュー開発、アグリツーリズム企画なども行っている。また、原田知世・大泉洋主演の映画『しあわせのパン』では、フードスタイリストとして映画作りに参加。著書:『北海道チーズ工房めぐり』『野菜ソムリエがおすすめする野菜のおいしいお店』など。

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