寝屋川市(広瀬 慶輔 市長）は、2024年2月28日、地域社会全体で高齢者を見守る体制を確保し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、株式会社京阪ザ・ストア（達川 俊夫 社長）と「高齢者見守りネットワーク推進事業に関する連携協定」を締結しました。

また、同日、枚方市（伏見 隆 市長）と株式会社京阪ザ・ストアも「枚方市高齢者と障害者の地域見守り活動に関する協定」を締結しています。　

京阪ザ・ストアは、スーパーマーケット「フレスト」や、食の商店「もより市」などを運営しています。

主に京阪電車の駅ナカや駅前で小売業を行っており、毎日多くの市民が利用しています。

京阪ザ・ストアでは、お店をご利用になるお客様や近隣にお住まいの高齢者が、何らかのご支援を必要とされる場合に市や地域包括支援センターへ連絡を行うなど、安心してお買い物できる環境を整え、見守り活動を通じて、安心安全な生活に役立つことができるよう取り組んでいきたいということです。

フレスト寝屋川店では、寝屋川の地場野菜の販売もしていて、地産地消にも取り組んでいます。

また、2024年3月25日から、両市内の個人宅や高齢者施設などを、自動車で巡回して食料品を販売する「フレスト移動スーパー」を開始します。

普段のお買い物に不便を感じているお客様のもとへ決まった曜日・時間に訪問し、異変を察知した場合に速やかに両市へ連携していくという見守りシステムで、只今利用者募集中です。

高齢化により、これまで車や自転車でお買い物に出ていた方も、外に出にくい状況となり、毎日の買い物に不便を感じるようになってきます。

フレストの店内にある商品をたっぷり積み込んで家の前まで来てくれるこのシステムは高齢者の方々にとって朗報ですね。

フレスト寝屋川店では他にも京阪バスとの提携サービスも行っています。

また65歳以上のお客様限定でお買い物シニアパスも発行しています。

民間業者と行政が一体となって地域の高齢者を見守る体制の整備は、今後ますます必要となっていきます。

寝屋川市では、高齢者と接することの多い民間事業者と連携することにより、異変のある高齢者や何らかの支援を必要としている高齢者を早期に発見して必要な支援を行うため、平成26年度から、郵便局、配食サービスの事業者など54団体とこの協定を締結しており、株式会社京阪ザ・ストアを加え、55団体となります。

これまで、協定先から「訪問時に認知症状がみられ、話がかみ合わなかった」などの連絡を受け、高齢者の暮らしを地域でサポートする「地域包括支援センタ ー」等による、高齢者の支援につながった事例もあります。

寝屋川市では、今後も、地域社会全体で高齢者を見守る体制を確保し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう支援していく方針です。

提携先については、寝屋川市経営企画部企画3課より情報提供いただきました。