安いシャンプーでも大丈夫?美容師がおすすめする市販のアミノ酸シャンプーの選び方
アミノ酸シャンプーは髪や頭皮にいいと聞きますが、どんなアミノ酸シャンプーがいいのかわからないですよね…。
そこで、今回は美容師がおすすめするアミノ酸シャンプーの選び方を紹介します!
アミノ酸シャンプー選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
アミノ酸シャンプーを選ぶときのポイント
アミノ酸シャンプーの選び方を解説します!
洗浄成分をチェック
当たり前ですが、洗浄成分はアミノ酸系のものを選びましょう。
ココイルグリシンK、ココイルグリシンNa、 ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、ココイル加水分解カゼインK、ココイル加水分解ケラチンK など
パッケージ裏面に上記の成分が表記されていれば、広義でアミノ酸シャンプーと言えます。
特におすすめなのが「PPT系洗浄成分」という成分です!
PPT系洗浄成分…アミノ酸が複数連なった成分でアミノ酸洗浄成分を細分化したもの。髪のコンディショニング効果が高いのでダメージヘアとの相性がバッチリ。ただし原料が高いので、ドラッグストアシャンプーは試した限りではありませんでした。
高価な成分なのでドラッグストアで購入できるアミノ酸シャンプーにはほとんど配合されていませんでしたが、ダメージケアに特化した補修効果の高い成分です。
補修保湿成分をチェック
髪の悩みを軽減するためには、補修成分も大切です!
髪の内部補修におすすめな成分がこちら。
- 加水分解ケラチン
- 加水分解シルク
- 加水分解コラーゲン
- ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
- ヘマチン など
髪内部の補修にはダメージホールを埋めるために「PPT」と呼ばれる成分が必要。
簡単に言えばタンパク質の元みたいな成分で、ダメージホールを埋めることでしなやかな髪に導いてくれます。
その他にもヘマチンやペリセアなども内部補修効果のある成分です。
キューティクル補修成分でおすすめなのがこちら!
- メドウフォーム-δ-ラクトン
- ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
- セラミド類
- リピジュア(ポリクオタニウム-51)
- クオタニウム-33 など
CMCという脂質成分には、髪の栄養分の流出を防ぐという大事な役割があります。
ダメージヘアはCMC成分が不足しているので、失われたCMC補修成分の補給が必要なんです。
また、キューティクルの外側には18-MEAと呼ばれる脂質成分が膜を張っていて、ダメージを受けると最初に失われる成分なので、疑似成分で覆ってあげる必要があります。
サブシャンプーを検討しましょう
アミノ酸シャンプーを使うときは、サブシャンプーも検討してみましょう!
メインとサブの切り分けはこんな感じ。
メイン…アミノ酸系、両性イオン系など洗浄力のマイルドなものを。
サブ…クレンジング力の高いものを使います。
アミノ酸シャンプーは頭皮や髪にも優しいですが、優しいだけではダメなことも…!
髪に油性成分が蓄積すると、髪がゴワゴワ&ギシギシになることがあります。
油性成分の蓄積を防ぐには洗浄力の高いシャンプーは不可欠ですが、洗浄力の高いシャンプーを使い続けるにはデメリットが。
そこで普段使いは優しい洗い心地のアミノ酸シャンプーで頭皮と髪を労り、定期的に洗浄力の高いクレンジング用シャンプーで洗うのがおすすめです。
使ってはいけないシャンプー
使ってはいけないシャンプーがこちら!
- 洗浄力が強すぎるシャンプー
- 成分が合わないシャンプー
- メンズなのに超しっとり系シャンプー
- 単品5000円を超えるシャンプー
- イソチアゾリノン系防腐剤使用シャンプー
アミノ酸シャンプーに限らず、シャンプー選びの際はこれらのシャンプーに注意しましょう。
特に洗浄力の高いシャンプーを使い続けると、余計にパサつきを増長させる原因になりかねません。
アミノ酸シャンプーは美髪への第一歩!まだ試したことない人はぜひ使ってみてください
アミノ酸シャンプーは髪と頭皮に優しく、どんな髪質の人にもおすすめ。
特にダメージヘアには、マイルドな洗い心地でダメージを抑えつつ洗えるからピッタリです!
いろんな種類があるので、洗浄成分や補修成分など、自分にピッタリのアミノ酸シャンプーを選んでみてくださいね。