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【スーパー戦隊を超える究極の悪の戦隊とは?】アメリカで展開されたネジレンジャーの知られざる活躍とは?

二重作昌満博士(文学)/PhD(literature)

皆さま、こんにちは!

文学博士の二重作昌満(ふたえさく まさみつ)です。

いよいよ10月。

今年も残り3ヶ月ですが、皆さまいかがお過ごしですか?

さて、今回のテーマは「悪の戦隊」です。

今や国民的ヒーローとして親子三世代に愛され続けている、東映制作の特撮ヒーロー番組『スーパー戦隊シリーズ』。

1975年にシリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送されて以降、現在まで全48作品が放送されてきました。その大衆的人気は日本だけに留まらず、アメリカを筆頭に海外にも及んでいます。

スーパー戦隊シリーズは1993年に『Power Rangers』と題して米国で放送が開始され、爆発的な人気を誇るようになった。以降も後続のスーパー戦隊シリーズが米国に上陸し、雑貨や玩具等も発売された。
スーパー戦隊シリーズは1993年に『Power Rangers』と題して米国で放送が開始され、爆発的な人気を誇るようになった。以降も後続のスーパー戦隊シリーズが米国に上陸し、雑貨や玩具等も発売された。

本作は基本的に、赤、青、黄、桃、緑色とカラフルなコスチュームを着た5人のスーパーヒーローがチームを組み、世界征服を企む悪の組織と戦う・・・という物語が多く展開されてきました(一部、これに該当しない例外的な作品もあります)。

そんな半世紀にも渡る長い歴史を持つスーパー戦隊シリーズですが、当シリーズの歴史を語る上で決して切り離せない存在であるのが、悪の組織ー。

『獣電戦隊キョウリュウジャー(2013)』に登場した悪の組織・デーボスは人間の喜怒哀楽の感情を収集し、首領格であるデーボスを復活させるために活動していた。なんと幹部ほぼ全員が改心した異色の組織でもある
『獣電戦隊キョウリュウジャー(2013)』に登場した悪の組織・デーボスは人間の喜怒哀楽の感情を収集し、首領格であるデーボスを復活させるために活動していた。なんと幹部ほぼ全員が改心した異色の組織でもある

この悪の組織ですが、地球を我が物とするために毎回新たな怪人を送り込み、スーパー戦隊のチームプレーによって退治されると、また新しい怪人を地球に送り込むという行為を繰り返す役割を物語の中で担ってきました。

しかし彼らは決して「やられ役」ではありません。時に悪の組織は戦術を変え、スーパー戦隊を徹底的に追い詰める戦略を毎作展開してきました。

『魔進戦隊キラメイジャー(2020)』の悪の組織・ヨドンヘイムの将軍・ガルザは、他の幹部と異なり、怪人ではなく怪獣型のマシン(魔進)を使役してキラメイジャーと対決。実はガルザには悲しき過去があったー。
『魔進戦隊キラメイジャー(2020)』の悪の組織・ヨドンヘイムの将軍・ガルザは、他の幹部と異なり、怪人ではなく怪獣型のマシン(魔進)を使役してキラメイジャーと対決。実はガルザには悲しき過去があったー。

その中でも特に、スーパー戦隊の脅威となった戦略のひとつが、本記事のテーマである「悪の戦隊」の創出でした。スーパー戦隊は5人のヒーローによって構成されたチームであるのに対し、彼らに対抗するために5人の悪のヒーローによるチームをつくり、強大な戦力でスーパー戦隊を圧倒する戦術を展開したのです。

その代表格が、スーパー戦隊シリーズ第21作『電磁戦隊メガレンジャー(1997)』に登場した邪電戦隊ネジレンジャーでした。

メガレンジャーが5人(赤、黒、青、黄、桃)であるのに対し、ネジレンジャーも5人(赤、黒、青、黄、桃)。彼らはメガレンジャーを凌駕する戦力を持っており、メガレンジャーを劣勢まで追い詰めていきます。

そんな強いネジレンジャー、このままメガレンジャーに勝利するかと思いきや、なんと敗北を喫してしまいます。力も戦術も申し分ない彼らですが、なぜ彼らは負けてしまったのかー。

そしてメガレンジャーにあって、ネジレンジャーになかったものとはー?

今回は、そんな正義のメガレンジャーと悪のネジレンジャーの戦いに焦点を当てていきたいと思います。

※本記事は「私、アニメや特撮にくわしくないわ」という方にもご覧頂けますよう、可能な限り概要的にお話をしておりますので、ゆっくり肩の力を抜いて、気軽にお楽しみ頂けたらと思います。

【仲間割れしなければ勝てた?】悪のスーパー戦隊ここにあり!邪電戦隊ネジレンジャーとは何者か?

さて本記事では、悪の戦隊である邪電戦隊ネジレンジャーが登場する『電磁戦隊メガレンジャー(1997)』の物語に触れていきますが、その前に少しだけ、スーパー戦隊シリーズについてご紹介させてください。

「5人揃って、ゴレンジャー!」スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』(筆者撮影)
「5人揃って、ゴレンジャー!」スーパー戦隊シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』(筆者撮影)

スーパー戦隊シリーズは、第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』が1975年に放送が開始されて以降、『太陽戦隊サンバルカン(1981)』、『超力戦隊オーレンジャー(1995)』、『未来戦隊タイムレンジャー(2000)』、『海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)』、『王様戦隊キングオージャー(2023)』、そして最新作『爆上戦隊ブンブンジャー(2024)』まで全48作品がこれまで放送されてきました。

スーパー戦隊シリーズ第24作『未来戦隊タイムレンジャー(2000)』は1人の現代人と4人の未来人によって構成された。レッドとピンクのロマンスが描かれた他、なんと2人目のレッド(ファイヤー)も登場した。
スーパー戦隊シリーズ第24作『未来戦隊タイムレンジャー(2000)』は1人の現代人と4人の未来人によって構成された。レッドとピンクのロマンスが描かれた他、なんと2人目のレッド(ファイヤー)も登場した。

そんな長いスーパー戦隊シリーズの歴史の中で、本記事の主人公である邪電戦隊ネジレンジャーが登場したのは、シリーズ第21作『電磁戦隊メガレンジャー(1997)』。

『電磁戦隊メガレンジャー』は当初、5人の高校生によって編成されたスーパー戦隊。後に6人目の戦士であるメガシルバーが加入して6人体制に。シルバーは「I.N.E.T.」の優秀な科学者である。(筆者撮影)
『電磁戦隊メガレンジャー』は当初、5人の高校生によって編成されたスーパー戦隊。後に6人目の戦士であるメガシルバーが加入して6人体制に。シルバーは「I.N.E.T.」の優秀な科学者である。(筆者撮影)

本作は、世界中の科学者によって結成された地球規模の組織、世界科学連邦「I.N.E.T.」によって選出された諸星学園高校に通う5人の高校生が「電磁戦隊メガレンジャー」となり、悪の組織・邪電王国ネジレジアから地球を守る物語でした。

『電磁戦隊メガレンジャー』は1997年2月14日から1998年2月15日まで全51話が放送された。本作は国内での放送終了後、『Power Rangers IN SPACE』と題して米国で放送された。
『電磁戦隊メガレンジャー』は1997年2月14日から1998年2月15日まで全51話が放送された。本作は国内での放送終了後、『Power Rangers IN SPACE』と題して米国で放送された。

毎作、恐竜や動物、忍者や乗り物といった多種多様な題材をヒーローに取り入れてきたスーパー戦隊シリーズですが、メガレンジャーのモチーフは「デジタル」。

レッドはスーパーパソコン、ブラックはデジタル衛星、ブルーはデジタルテレビ、イエローはデジタルカメラ、ピンクはデジタル携帯電話と、各メンバーが各種デジタル機器の能力を有して、敵と戦い続ける傍ら、5人で「デジタル研究会」を結成して部活動も行なっているという、スーパーヒーローの活躍だけでなく、学園ドラマ的な要素も導入されていたのが本作の特徴でした。

メガレンジャーのモチーフは「デジタル」。スーパーパソコンやデジタル衛星、デジタルテレビにデジタルカメラ、デジタル携帯電話と、デジタル機器の能力を宿してメガレンジャーは悪の組織・ネジレジアと戦った。
メガレンジャーのモチーフは「デジタル」。スーパーパソコンやデジタル衛星、デジタルテレビにデジタルカメラ、デジタル携帯電話と、デジタル機器の能力を宿してメガレンジャーは悪の組織・ネジレジアと戦った。

メガレンジャーの活動を支援する「I.N.E.T.」のメカであるが、手前のメガシップはなんと宇宙ステーション兼巨大ロボットに変形する。奥のデルタメガはメガシップの活動をサポートし、巨大ロボットに変形する
メガレンジャーの活動を支援する「I.N.E.T.」のメカであるが、手前のメガシップはなんと宇宙ステーション兼巨大ロボットに変形する。奥のデルタメガはメガシップの活動をサポートし、巨大ロボットに変形する

そんなメガレンジャーが敵対するのが、邪電王国「ネジレジア」。独自に開発した悪魔科学という技術を使って怪人をつくり、地球を侵略しようとする悪の組織でした。そして当王国の地球攻撃総司令官を務めるのが、Dr.ヒネラーという悪の科学者。なんと彼はもともと人間であり、優秀な科学者でした。しかし娘を実験の過失で失った上、メガレンジャーの開発に携わった久保田博士をライバル視し、人類に対しても激しい憎悪を向けるという、正に「ネジレた」人物でした。

邪電王国ネジレジアの行動体長、ユガンデ(左)。誇り高く好戦的な戦士で、幾度も体を強化してメガレンジャーに挑んだ。最強形態であるバーニングユガンデ(右)はメガレンジャーを窮地に追い込んでいる。
邪電王国ネジレジアの行動体長、ユガンデ(左)。誇り高く好戦的な戦士で、幾度も体を強化してメガレンジャーに挑んだ。最強形態であるバーニングユガンデ(右)はメガレンジャーを窮地に追い込んでいる。

そんなDr.ヒネラーが指揮する地球総攻撃。ネジレジアから地球に怪人が送り込まれ、メガレンジャーがこれをやっつける展開が毎週放送されるわけですが、度重なる失敗に業を煮やしたネジレジアは、打倒メガレンジャーのために、彼らもメガレンジャーのような悪の戦隊をつくり出しました。

その悪の戦隊こそ、邪電戦隊ネジレンジャーでした。

このネジレンジャー、メガレンジャーに対抗するためにDr.ヒネラーが開発したものでした。故にメガレンジャーに倣い、赤(ネジレッド)、黒(ネジブラック)、青(ネジブルー)、黄(ネジイエロー)、桃(ネジピンク)の5人構成。さらにチームを結成している傍ら、ひとりひとりが怪人であり、Dr.ヒネラーが製造した強化スーツを着用した存在。つまり、個人で変身を解いて正体を現わしても、メガレンジャー5人と十分戦えるという強力な集団でした。彼らの初登場時は、敵対するメガレンジャーそっくりの姿で現れて市民を暴行し、その後はネジレンジャーの姿となって本物を追い詰めていきます。

メガレンジャーが一般市民に暴力行為?流血し地に伏せる作業員をよそに立っていたのは、偽物のメガレンジャーだった。自ら正体を現わしたネジレンジャーは、メガレンジャーにとってかつてない強敵となったー。
メガレンジャーが一般市民に暴力行為?流血し地に伏せる作業員をよそに立っていたのは、偽物のメガレンジャーだった。自ら正体を現わしたネジレンジャーは、メガレンジャーにとってかつてない強敵となったー。

戦力に関しては本物を圧倒する力量で全く申し分なく、強力な格闘術や武器を用いた巧みな攻撃、さらには子ども(演:大島優子氏)に化けてメガレンジャーを惑わすという狡猾な戦略も実践しながら、徹底的にメガレンジャーを追い詰めていきました。

このままメガレンジャーは敗北かと思われた中、その戦局は大きく変化。徐々にメガレンジャーに勝利の風が吹き始め、ひとり、またひとりとネジレンジャーは倒され、次第に劣勢へと追い詰められていきます。その敗因は、彼らに大きく欠けていた「チームワーク」でした。互いを思いやる団結した友情が大きな強さであったメガレンジャーに対し、とにかくメンバー同士の仲が悪かったのです。

強力な戦力を有しているにも関わらず、互いを思いやるチームワークは皆無のネジレンジャー。仲間を見捨てて逃げ出すことさえあった。ネジイエロー(右)の人間態を演じたのは、子役時代の大島優子氏。
強力な戦力を有しているにも関わらず、互いを思いやるチームワークは皆無のネジレンジャー。仲間を見捨てて逃げ出すことさえあった。ネジイエロー(右)の人間態を演じたのは、子役時代の大島優子氏。

・・・というのも、ネジレンジャーは「自分と同じ色のメガレンジャーを倒す」という習性が個々にプログラムされており、この習性に基づいて動いているために、お互い協力する意思は皆無。互いの戦闘を妨害するなど、メンバー同士で足の引っ張り合いをすることさえありました。

「自分と同じ色のメガレンジャーを倒す」というネジレンジャーの習性から、ネジブルーはメガブルーを狙う。しかしこの習性をメガレンジャーに利用され、次々とネジレンジャー達は倒されていった(筆者撮影)。
「自分と同じ色のメガレンジャーを倒す」というネジレンジャーの習性から、ネジブルーはメガブルーを狙う。しかしこの習性をメガレンジャーに利用され、次々とネジレンジャー達は倒されていった(筆者撮影)。

その結果ネジレンジャーは、そのチームワークの悪さから、ひとり、またひとりと次々に倒されていき、最終的には本物であるメガレンジャー達が勝利します。

メガレンジャーに倣い、団結していればもしかしたら本物に勝てたかもしれない彼らですが、そんな彼らも創造主であるDr.ヒネラーにとっては捨て駒でした。冷酷なDr.ヒネラーに最後まで利用された挙げ句、ライバル視していたメガレンジャー達に倒されてしまうという展開も、どこか切なさを感じるものでしたー。

ネジレンジャー達に勝利したメガレンジャーですが、その後高校生であるメガレンジャーが辿った道は正に前途多難。ネジレジアとの最終決戦を前に人々に正体がばれてしまい、「メガレンジャーがいるから自分達は危険にさらされる」という理由から、これまで命がけで守ってきた一般市民から冷たい視線を浴びた上、学園も追い出されてしまいます。

しかしそれでも最後の最後まで立ち上がり、同級生達の声援を受けながらDr.ヒネラーを命からがら倒して、メガレンジャーは地球の平和を守り抜きました。

Dr.ヒネラーの自爆から間一髪脱出したメガレンジャーは、無事に高校の卒業式に参加。同級生や先生達が集う体育館のステージで、メガレンジャーの姿で登場。マスクをとり、改めて自分達の正体を明かします。卒業証書を受け取り、先生や学友、メガレンジャーとしての活動を支えた久保田博士達と記念写真を撮るのでしたー。

約1年間に渡って放送された『電磁戦隊メガレンジャー(1997)』の物語。5人のスーパーヒーローの活躍だけでなく、高校生ならではの視点から学園ドラマも展開され、スーパー戦隊シリーズの中でも屈指の名作となりました。

「ところで、ネジレンジャーの活躍ってこれで終わりなの?」という声もあるかと思います。実はネジレンジャー、『メガレンジャー』の海外進出に並行し、その活躍の場を日本から海外へと広げていきました。

『電磁戦隊メガレンジャー(1997)』は日本での放送終了後、『パワーレンジャー・イン・スペース(POWER RANGERS IN SPACE)』と題してアメリカでも放送され、自らを「サイコレンジャー(Psycho Rangers)」と名乗り、番組を視聴する米国の子ども達にも強烈なインパクトを与えることになります。

ネジレンジャー(英語名:サイコレンジャー)は米国でアクションフィギュアが発売されている。なんと日本では彼らの人形はメガレンジャー放送当時発売されておらず、海外ならではの珍しい状況だった。
ネジレンジャー(英語名:サイコレンジャー)は米国でアクションフィギュアが発売されている。なんと日本では彼らの人形はメガレンジャー放送当時発売されておらず、海外ならではの珍しい状況だった。

米国版でも、メガレンジャーをライバル視する性格は健在。とにかく自分たちはメガレンジャーよりも速いだ強いだ賢いだで、メガレンジャーと戦います。しかし日本版と同様、最終的にメガレンジャーに倒されてしまいます。

学園ドラマを中心とした日本版の『電磁戦隊メガレンジャー』に対し、米国版である『パワーレンジャー・イン・スペース』は、タイトル通り広大な大宇宙が舞台。

米国版も『メガレンジャー』と同様、数あるパワーレンジャーシリーズの中で屈指の人気を誇るようになりました。

『メガレンジャー』の次回作であり、スーパー戦隊シリーズ第22作『星獣ギンガマン(1998)』も「Power Rangers」シリーズとしてアメリカで放送。本作にもネジ(サイコ)レンジャーが再登場した。
『メガレンジャー』の次回作であり、スーパー戦隊シリーズ第22作『星獣ギンガマン(1998)』も「Power Rangers」シリーズとしてアメリカで放送。本作にもネジ(サイコ)レンジャーが再登場した。

またその後のネジレンジャー達の活躍も、時を経ながら拡大の一途を辿っていきます。なんと次回作への登場や格闘ゲーム、さらには彼らを主人公にしたスピンオフコミックの刊行等、日本では見られなかったネジレンジャーの次なる展開も現在まで行われ続けるようになりました(余談ですが、私も日本とハワイの二カ国を拠点に生活をしているので、両国の玩具売り場や書店を見比べることが多々あるのですが、日本と異なり、米国ではネジレンジャーの玩具やコミックが店頭に並んでいる上、気軽に手に取れてしまうという光景に、現地でのネジレンジャーの根強い人気を感じたものです)。

日本の「スーパー戦隊シリーズ」もアメリカでテレビ放送の他、独自の物語展開によるコミックスも発売され続けている。スピンオフ作品も多いのが特徴で、悪の戦隊であるネジレンジャーを主人公とした作品も存在する。
日本の「スーパー戦隊シリーズ」もアメリカでテレビ放送の他、独自の物語展開によるコミックスも発売され続けている。スピンオフ作品も多いのが特徴で、悪の戦隊であるネジレンジャーを主人公とした作品も存在する。

このように邪悪な戦隊であり、捨て駒でもあった悲しき宿命を背負っていたネジレンジャーですが、唯一無二の悪の戦隊として海外でも認知されてきました。これまで悪の道を歩んできた彼らは異国の地において、今後どのような活躍を見せていくのか期待が高まりますー。

最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。

(電磁戦隊メガレンジャーを視聴するなら)

東映特撮ファンクラブ(TTFC)(外部リンク)

(参考文献)

・菅家洋也、「講談社シリーズMOOK スーパー戦隊シリーズMOOK スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1997 電磁戦隊メガレンジャー」、株式会社講談社

博士(文学)/PhD(literature)

博士(文学)。日本の「特撮(特殊撮影)」作品を誘致資源とした観光「特撮ツーリズム」を提唱し、これまで包括的な研究を実施。国内の各学術学会や、海外を拠点とした国際会議へも精力的に参加。200を超える国内外の特撮・アニメ催事に参加してきた経験を生かし、国内学術会議や国際会議にて日本の特撮・アニメ作品を通じた観光研究を多数発表、数多くの賞を受賞する。国際会議の事務局メンバーのほか、講演、執筆、観光ツアーの企画等、多岐に渡り活動中。東海大学総合社会科学研究所・特任助教。

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