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【宮城県 松島町】松島海岸駅チカ!歩いて行ける紅葉スポット色づき状況[※2023年10月31日時点]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

今年(2023年)の夏は「猛暑」という言葉をとても長く耳にし、人間を含めて様々な生物たちや自然にも影響大の日々が続いた。8月、9月と時は刻々と経過しながらも、夏物の衣類(半袖、ノースリーブなど)を一体どのタイミングで片付ければ良いのか?頭を悩ませてしまった筆者だ。10月に入りようやく秋らしい気候を肌で感じつつも、11月現在でも日本列島のいくつかの都市では気温は25度超えと「温暖化」の文字からは逃げられない現状だと感じている(どうか全国各地の読者の皆さま、体調を崩されないようご自愛くださいませ)。

そんな中で人間同様に木々たちの衣替え(紅葉)も周囲の環境の様子をうかがいながら徐々に進行中。この記事では宮城県松島町の「JR松島海岸駅」から、歩いて気軽に見に行ける紅葉スポットの色づき状況をご紹介していこう!(※JR東北本線の松島駅ではありませんのでご注意ください。)

ご紹介していく紅葉スポットは松島町内でも『見に行きやすさ・美しさ』でトップを誇る「円通院(えんつういん)」と、もう一箇所は無料で素敵な写真撮影や紅葉を楽しめる「蓮池弁財尊天 / ハス池」以上の2箇所だ。
せっかくなのでJR松島海岸駅から前述の紅葉スポットまでの道中の様子も写真でご紹介していこう!

筆者のおすすめの順路は、まず松島海岸駅を背にして左方向(円通院の方向)へ向かって歩き進め、瑞巌寺の参道まで行かずに「菓匠三全(松島寺町小路店)」手前の小道(※)に入り円通院へと向かう。(※おしゃれなコーヒースタンド「BLUE BAY COFFEE」と、海鮮丼が美味しい「はせくら茶屋」の間の小道)

上記写真は、その小道から円通院へと向かう道中の景色なのだが、まだしっかりと紅葉しているという状況ではないが、背の高い木々の上部から徐々に色づいてきているのが確認できる。筆者の肌感覚だが、見頃はおそらく今週末から2週目くらいと予想。

立ち止まって上を見上げると綺麗なグラデーションを見ることができる。(歩きながら上を見ていると危ないのでご注意を!)

▲ 「円通院」の前にはすでに受付待ちの人々の姿!
▲ 「円通院」の前にはすでに受付待ちの人々の姿!

円通院が近づいてくると大きな紅葉(もみじ)の木の色づいた姿が、ドーンと目の前に飛び込んでくる。赤色が晴れた日の青空に映えて、立ち止まって暫くジッと見つめてしまう美しさ!赤色は強い色合いだが、自然が表現する赤は不思議と優しさを感じるから、いいんだなぁ。

補足情報として筆者が撮影に訪れた日は「平日の日中」だったのだが、すでに地元の方を含め全国・世界各地から訪れた人々で大変賑わっていた。そのため土日はより混在することが予想されるので、当日のスケジュールに余裕を持って出発することをおすすめする。

なお、現在円通院と瑞巌寺では期間限定で夜間の「紅葉ライトアップ2023」を開催中。
日程:2023年10月28日(土)〜11月19日(日)
時間:[円通院]17:30-21:00 / [瑞巌寺]17:00-21:00 (※2箇所ともに最終受付は20:45まで)
料金:[円通院と瑞巌寺の共通券] 2,000円 / [円通院・瑞巌寺の各観覧券] 1,300円
(※チケット販売場所は各施設の受付カウンターそば)
注意事項として両施設ともに撮影機材(三脚や自撮り棒、ドローンなど)の持ち込み、そして動物の同行(ペットたち)はNGとなっていて、加えて瑞巌寺は施設内のフラッシュ使用を禁止しているので注意しよう!

さて、円通院の中は一部の紅葉(もみじ)がしっかりと色づいていて、場所によって鮮やかな色合いを楽しむことができる状況だ(※10月31日時点)。ただ全体として見ると、やはり少し緑が多くこれから数日間かけて、より美しい景色を楽しむことができそうだ。

また敷地内にある「バラ園」では、まだまだバラが咲いている状況。見頃は過ぎているとはいえ、ちゃんと可憐な姿!(バラの華やかさはすごい)

よく見ると多くのバラには小さいながらもツボミがある状態なので、11月後半まで長く花を楽しめるかも?しれない。

円通院を楽しんだら瑞巌寺前を通過し「蓮池弁財尊天(ハス池)」へと向かう。瑞巌寺入り口の大きな木々も、くっきりと紅色に染まっている箇所もあればまだ橙色の部分も。それもまた素敵な雰囲気を醸し出していて美しいのだが周辺が濃い赤色に移り変わった際には、きっとより一層お見事なはず!

瑞巌寺前を通過し間も無くすると、目の前に「蓮池弁財尊天(ハス池)」の姿を見ることができる。ハス池の中洲には生育中の紅葉(もみじ)があり、葉は大部分がこっくりとした深い赤色に変化していて、カメラのレンズ越しで見るのは少々勿体無いと感じるほど!肉眼で見れば見るほど綺麗な紅色で、自然の神秘さにウワァ・・と声が溢れてしまう。

ハス池には1本の紅葉(もみじ)の木だけが紅葉(こうよう)していて、一見こじんまりと感じてしまうのだが、小さな赤い橋と周囲の池と共に眺めると、絵葉書のような味な雰囲気が存在する。とてもコンパクトな場所だが、ぜひ立ち寄ってみてほしいオススメスポットの1つだ。

今回の記事では宮城県松島町の「JR松島海岸駅」から、歩いて気軽に見に行ける紅葉スポットの色づき状況をご紹介してきた。
まとめると全体的にまだ「見頃の手前」の状態。筆者の感覚では今週末から来週くらいが色づきも良く、紅葉の見どころシーズンとなると予想!昼間の紅葉も色が映えて美しく、一方で夜もまたライトに映し出された芸術作品のような紅葉を楽しむことができる。

さあ、みんなでお好みの時間に松島に出かけてみよう!
(皆さん、夜は冷えるので風邪をひかないように上着をどうか忘れずに。)

名称:円通院、蓮池弁財尊天(ハス池)
住所:宮城県松島町内(JR松島海岸駅前周辺)

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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