【仙台市】たっぷりの甘いキャベツと焼きそばが旨さの決め手。これが広島風お好み焼き「珠芽(むかご)」
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こんにちは、仙台情報クリエーターのドジボです。
今日は広島風お好み焼きの「珠芽(むかご)」に行ってきました。仙台市中心部から車で約30分。泉ヶ岳へ向かう途中で、右側に看板が見えて来ます。
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泉ヶ岳方面からだとこんな感じ。
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スキー場がある泉ヶ岳の麓なので雪道が心配だと思うかもしれませんが、お店の前の道路は除雪バッチリなので大丈夫です。とは言っても天候によって変わるので注意は怠らずに。
平日でも午前11時半を過ぎると駐車場が混んできます。冬の間はお昼の時間が過ぎてもスキー帰りのお客さんで混むことがあるそうです。
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中に入るとカウンターが6席、小上がりにテーブルが3つあるので、一人で来ても家族連れで来ても大丈夫。
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ところで、広島風ってよく聞くけど、どんな特徴なのでしょう。溶いた小麦粉に具を入れてグルグルかき混ぜて、鉄板でジューっと焼く。それがお好み焼きのイメージ。広島風って……。この店で何度も食べたことがありますが、特に気にせずただ美味しい美味しいと食べていました。
広島出身のご主人に聞くと、広島風お好み焼きの特徴は3つ。クレープみたいに薄い生地。大量のキャベツを蒸し焼きにする。そして焼きそばを入れるということ。
なるほどそれは知らなかった。私の持ってるイメージとは大分違っていました。その本場広島風お好み焼きを食べられるのが「むかご」です。
メニューも豊富。
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おや、うどん入りって言うのがあります。これは邪道では。いえいえ、ご主人が言うには、広島ではうどんも普通に入れるそうです。ご主人自身もよく食べるそう。これも本場の味なのですね。
また、広島では見かけないマッシュポテト入りの「じゃがそば焼き」というオリジナルもありました。これは学生に人気だった裏メニューから発展して出来たそうです。
さて、今日は何にしよう。迷いに迷って結局いつもの「そば焼きスペシャルシングル」にしました。定番の豚肉、揚げ玉、玉子の他にイカゲソとエビが入ってて、焼きそばが1玉(シングル)というもの。ダブルを頼む人も多いのですが、私はシングルでお腹一杯になります。ボリューム満点です。
私の定席はカウンター席。なぜなら、作っている様子が見られるから。この店は自分で焼くのではなく、全部お店の人が作ってくれます。
以前、カウンターが満席で小上がりに座ったときのこと。立て膝ついて伸び上がって、作る様子を遠くからガン見する私に、店の人が呆れて「ほら、カウンター空いたからこっちに来れば」と笑って言ってくれたことがありました。それほど、カウンターが好きなのです。
目の前の鉄板ではすでに焼き始まっています。薄い生地の上に山盛りのキャベツを乗せる。これでもかって言うくらい乗せる。さらにもやしと揚げ玉と豚肉をちょんと乗せる。これはまるでキャベツの泉ヶ岳です。こんなに積み上げちゃってどうすんの、ってほど標高が高くなりました。
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それを熟練の技でひっくり返します。私がやったらほとんど飛び散っちゃうでしょう。
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ギューッと押しつぶし、しばらく蒸し焼きにします。
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蒸されたキャベツ泉ヶ岳の標高が低くなるのに合わせて、隣の鉄板では焼きそばの準備が進んでいます。卵を割り落として薄く延ばし、炒めた焼きそばを乗せました。
こちらではキャベツをヘラで持ち上げます。こぼれないように移動して、焼きそばの上にドンと乗っけて出来上がり。
キャベツを大量に使うため時間がかかるよと言われていましたが、作る様子を見ているとあっという間でした。
仕上げにソースを塗って、青海苔と胡麻を振りかけて出してくれます。一緒に行った友人はマッシュポテトの入った「じゃがそば焼き」を注文していたので、お店の人が半分ずつ合い盛りにしてくれました。これで両方食べられる。嬉しい気遣いです。
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いただきまーす。あのザクザク切られた大量のキャベツはしっとりと甘く変身。そう言えば、キャベツと焼きそばがメインで粉は少ししか使ってないのに、食べてみると間違いなく粉もん。これが広島風お好み焼きなんですね。
じゃがそば焼きに乗ってるのは梅しそマヨネーズ。さっぱりして焼きそばにもマッシュポテトにも合います。
それまで気さくなご主人と色々喋っていたのに、食べ始めると無言でモグモグ、一気に食べちゃいました。
家族でワイワイ食べるも良し、電話予約で待たずにテイクアウトするも良し、そして作るのを見ながらのカウンターもまた良しなのでした。
【店舗情報】
広島風お好み焼き 珠芽(むかご)
営業時間:11:00~ ラストオーダー20:30
定休日 :月曜、第2第3火曜
電話・テイクアウト予約 022-379-4984
宮城県仙台市泉区福岡字森下3-11