【旭川市】ついにこの時が来てしまいました。旭川市役所旧総合庁舎解体工事開始。レンガの壁を再現し後世へ
1958年の完成当時は、どのように皆さんの目に旭川市役所旧総合庁舎は映ったのでしょうか。
半世紀以上もの間、旭川のシンボルの1つとして市民に愛されて、思い入れ深き旧総合庁舎の解体工事が始まったようです。
旧総合庁舎裏手の設置された工事看板によると、解体工事の工期は2024年6月26日から2025年5月16日とあり、工事の請負は橋本川島・盛永共同企業体と記載されています。旭川市役所の公式サイトを見ると、工事は7月より行っているようです。
2024年8月11日に確認したところ、旧総合庁舎のまわりは囲まれており近寄ることができなくなっていました。
栄誉ある日本建築学会賞にも輝いた旧総合庁舎の価値を後世に伝えるため、旧総合庁舎の特徴であったレンガの壁を再現する工事をすでに開始しているようです。工事は2024年7月16日から8月5日までとなり、どのように再現されるのか、こちらは楽しみですね。
皆さんいろいろな思い出がある建物だと思います。現時点ではほぼ原形をとどめています。最後の思い出として解体される前に、旧総合庁舎をぜひ目に焼き付けてほしいと思います。
慶事があると懸垂幕が掲げられましたね。パリで女子やり投げ日本人初の快挙を成し遂げた北口榛花選手。約1年前には世界陸上2023ブダペストの懸垂幕がここにかかっていたことを、皆さん覚えておられるでしょうか。これから懸垂幕は、もうここにかけられることはないのですね。
旧総合庁舎の時計の針は0時で止まっています。このまま二度と動くことがないと思うと、長年見てきた庁舎だけに、何か心にこみ上げるものを感じました。
跡地についていろいろな案があるようです。また動きがありましたらお知らせいたします。
旭川市役所情報
☆旭川市役所旧総合庁舎
住所:旭川市6条通9丁目
備考:解体工事が6月26日より始まっています。