入園無料の日本庭園!70mつづくイチョウ並木が美しい「大田黒公園」は紅葉の見頃つづく
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、70mのイチョウ並木が美しい、杉並区にある日本庭園「大田黒公園」をご紹介します。
最寄駅はJR・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」で、駅から徒歩10分ほどです。
「大田黒公園」は圧巻のイチョウ並木が名物
大田黒公園は、大田黒元雄氏の屋敷跡に広がる日本庭園です。大田黒元雄氏は、フランスやロシアの音楽をいち早く紹介した、日本で草分け的存在の音楽評論家。86歳で逝去するまで47年間あまり、この地で音楽活動を続けながら過ごしました。
正門を入ってすぐ、綺麗な黄色に染まったイチョウ並木がつづきます。その距離は約70m。白い御影石に沿って整然と並ぶイチョウ並木はとても風情があります。
「大田黒公園」は都内有数の紅葉の名所
大田黒公園の見どころは、綺麗な黄色をしたイチョウ並木だけではありません。毎年、紅葉の時期にはライトアップが開催されるほど、園内の紅葉が美しいのです(2023年の紅葉のライトアップは終了しました)。
園内のどこを切り取っても絵になり、あちらこちらが撮影スポット。大田黒公園の紅葉は、燃えるような紅葉という言葉がピッタリと当てはまります。
園内の池にはとても立派な錦鯉が泳いでいます。杉並区と自治体交流している新潟県小千谷市から寄贈された錦鯉で、大田黒公園では鯉にエサをあげることができます。しかし今年はエサをあげられる期間が終了しました。寒い冬は、鯉はエサを食べないのだそうです。
”泳ぐ宝石” とも言われる錦鯉と、真っ赤な紅葉の織りなす風景には、日本の美しさが詰まっているように感じます。
池には東屋も浮かんでいます。東屋は園内を見渡す奥のほうにあり、美しい紅葉をゆっくり眺められるベストポジションです。東屋の周りにはベンチもあり、東屋に入れなくても、ベンチに座りながら紅葉を見ることができます。
大田黒公園には手入れの行き届いた、芝生エリアが広がります。芝生に入ることはできませんが、見ているだけで気持ちのいい爽快な芝生です。赤、黄、緑の美しい木々のグラデーションが楽しめます。
園内には川も流れています。せせらぎが心地よく、どこか渓谷を散歩している気分にもなります。
ピンク色の外観の建物は、大田黒氏が仕事場として建てた洋館です。現在は記念館として公開しており、平成28年11月には国の登録有形文化財に指定されました。館内は撮影禁止です。
数寄屋造りの茶室と紅葉のコラボレーションも趣きがありますね。
「大田黒公園」の紅葉は見頃がつづく
この記事で掲載している写真は、2023年12月10日(日)に撮影したものです。2023年の秋はあたたかく紅葉が遅かったため、まだまだ紅葉の見頃でした。この先もしばらくは見頃がつづきそうです。
大田黒公園
住所:東京都杉並区荻窪3-33-12
電話番号:03-3398-5814
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
休園日:12月29日〜1月1日
アクセス:JR・東京メトロ丸の内線「荻窪駅」南口より徒歩約10分