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こんにちは、ニシムラマコジです。

それは息子が３歳の時

保育園で年少さんになる少し前の

未満児クラスに通っていた頃の出来事でした。

その頃は

毎日先生と連絡帳のやりとりをして、

家庭や保育園での子供の様子を報告し合う、

なんて決まりがあったのですが、

ある日先生から

「今日はユリカちゃん（仮名）と遊んだ」

というメッセージがあったんですよね。

それを見て僕は何気なく

「へー。今日はユリカちゃんと遊んだんだね」

と呟いたのですが…

それを聞いた息子が突然

僕をバカにするような態度で

「ユリカちゃんじゃなくてユイカちゃんだよ！」

と指摘してきたんです。

ところが…

僕は毎日保育園に送っていく役目で

そのクラスの子全員のことを認識しており、

間違いなくその子の名前は「ユリカちゃん」であることを知っていたんです。

そこで僕は息子に、

読めないと知りつつも

連絡帳に書かれたユリカちゃんという字を見せて

いや…ユリカちゃんだよ！

と教えてあげたんです。

すると息子は

自らの過ちを知って

驚きつつも、

その事実を

認めたくはなかったのでしょう。

ギャーッ！

絶対にユイカちゃんだと叫びながら号泣しまして…

そのクラスになってから約11ヶ月…

ずっと名前を呼び間違えていたことに

気付いた息子は、

恥ずかしさなのか

悔しさなのか

わかりませんが、

しばらくその涙を止めることはできませんでした。

その後どうなったかというと…

肝心のユリカちゃんがその１ヶ月後

年少さんに上がる前に転園してしまい、

息子の呼び間違いが

修正されたのか

修正されていないのか

ハッキリしないまま、

この騒動は幕を閉じました。

まあ大人でも名前を間違って覚えてしまうことはありますし、

ユリカちゃんとユイカちゃんは響きも似ていますから、

大して気にすることではなかったと思いますが、

間違えていることに11ヶ月も誰も気が付かないなんて

なかなかない出来事ですので、

非常に強く印象に残った次第です。

息子はおそらく

この出来事はおろか

ユリカちゃんの存在すら覚えていないと思いますが…

いつの日か

その頃の話題になる機会があったら

その時の話をして、

息子の反応を見ながら

ニヤニヤしてやろうと思います。

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＜作者PROFILE＞

ニシムラマコジ：ギャグ漫画家。

2歳年下の妻（かーちゃん）に小学校高学年の息子（おーくん）、春に小学校に入学した娘（みーちゃん）がいる。

現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。

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