子供のために家にいるのも、将来のために働くのも、どっちも正しいよ
篠原修司です。齢30にして小学生の子供を持つパパです。さて、昨日「共働きで家にいないのだけれど子供が私が家にいなくて寂しいと嘆く。どうすれば良いのか」というお母さんの苦悩を読みました。
はてな匿名ダイアリー - 3歳児神話(本人により削除済み)
残念ながら元の記事は本人により削除されてしまったのですが、「父親、母親ともに年収が500万(2馬力で1,000万円)であり、将来のためにまだ働いておきたいが子供が寝る時間に帰れないほど帰りが遅いため子供が祖母だけでは寂しいと泣く。どうすれば良いのか?」といった内容だったと記憶しております。
まあこんなことは「ブログにでも書いておけ」と突っ込まれそうなのですが、ボク個人のブログはITとか、まあデジタル関係に特化してまして、このお母さんまで届きそうにないのでYahoo!個人で書かせて頂きます。
家にいても、いなくても、どっちでも良い
先に結論から言いますが、7歳の子を持つ父親としてはどっちでも良いと思います。どっちでも、良いんですよ。
子供のためにお母さんが仕事をやめて(あるいは転職して)家にいるのも、将来のために働き続けるのも、どっちも正しいです。というより、正解なんてありません。
お母さんが家にいればそりゃあ子供は嬉しいでしょうが、あとあと苦労することになるかもしれません。逆にお母さんが働き続けることでそれなりのお金を持つことができ、将来子供にお金をかけてあげたり、自分の老後を心配しなくてすむようになるかもしれません。
大事なのは、他人の意見に振り回されず、自分で決めることです。でないと、選択を後悔するとき他人のせいにしてしまいます。それは、子供の教育に良くないと思いませんか?
お母さんは今、お子さんの側にいてあげたいのか。それとも将来の不安を少しでも減らすためにお金を貯めておきたいのか。ちゃんと自分のなかで話し合って、結論を出しましょう。今、どっちの選択が正しいのか正しくないのか分かれば苦労しません。
親がいなくても子供は育つ
ただ、記事のタイトルが『3歳児神話』ですから、“3歳までは母親が育てないと子供に悪影響がある”との考えに悩まされているのだと思われます。でも、そんなに気にしなくて良いと思います。
極端な話になりますが、この神話がすべてであるなら、幼くして母親を亡くした子供はみんな悪影響を受けており、母親のいる子供より劣っていることになります。
でも、そんなことはないでしょう? 親がいなくても子供は育ちます。
親としてできるかぎり子供に良い教育、良い人生を歩ませてやりたいという気持ちを持っているなら、それだけで十分です。やってきたことが良い教育だったか、悪い教育だったかなんて子供が大きくなってみないと分かりませんし、そもそも完璧な教育だけを行うなんて不可能です。
ウチの子は小さい頃は父親がほとんど傍におらず、3~4歳ぐらいからは両親ともに毎日家にいるという一般的なご家庭とは少し違った育ち方をしましたが、幼稚園や小学校の授業参観で観るかぎりでは他の子と変わりありません。というより、真剣に比べたことがないです。子供の成長を受け止めるだけで精一杯です。
それでも仮に、母親がいないことで悪影響があるとどうしても思うのであれば、3歳まで一緒にいてあげれば良いし、難しいようであればあとで挽回すれば良いと思います。目に見えないものをどうやって挽回するのかは分かりませんけどね。
大事なのは子供のことをちゃんと見ているか。そして、子供と話してるかです。このお母さんには外野の声に悩まされることなく、自分なりの愛情で持って子育てに励んで欲しいものです。
明日は休日なので子供と二人でおでかけ予定です。早く眠らなきゃ……。