【川崎区】作って遊ぶ!街の空き地が笑顔の花咲く空間に「パークチャレンジかわさき」
何もない空き地が1日限りの遊び場に♪
子どもと大人たち自らの手で川崎区にある芝地を「遊び場」に創り上げるプロジェクト「パークチャレンジかわさき」のイベントが3月20に開催されました。
「パークチャレンジかわさき」では、「1日目は『遊び場づくり』、2日目は『遊び本番』」とし、街にある空き地や公園を地元の子どもたちと大人たちが一緒に考えた遊具や空間のある遊び場に変えます。過去のイベントでは川崎区の富士見公園やその近辺にて「巨大迷路」など本格的な設備にも手作りで挑戦してきました。
第3回目のイベントをとなる今回は「川崎市立労働会館サンピアンかわさき」にある約70m x 50mの芝地空間を活用し、街の公園にはではなかなか見なる事ができない様々なアトラクションが創り上げられました。
1日だけの夢のアドベンチャーパーク!
普段は何もない空き地ですが、その日に限り「ボルダリング」や「ターザンロープ」、「タイヤブランコ」などの手作り遊具を設置、魅力的なアトラクションを目の前に多くの子どもたちが楽しんでいました。
アトラクションの目玉、ターザンロープには多くの人達が列を作りました。
他にも「カラーボールサッカー」や「三角ベース」、「はやあしシッポとり」、人気テレビ番組を参考に考案された「逃走中」といったオリジナルゲームなども企画されました。ルールを知らなくても「遊びながら覚える」ことができるので、子どもたちは初めてのゲームにも積極的に参加していました。
アトラクションの合間に用意された「紙芝居」コーナーも人気で多くの子どもたちが聴き入っていました。
広々なフリースペースでは用意されたボールやフリスビーなどを使って、思い思いの遊びを楽しむ子どもたちも見られました。
想いを一つに、それぞれの「居場所」を創る
「パークチャレンジかわさき」で使用される遊具やゲームは川崎区に住む子どもたちと共にその想いを受け止めた大人たち自らの手で創り上げられます。
サポーターの子どもたちも「遊び場を創り」、より年少の子どもたちの「遊びのリードし」、「遊び場の片付け」までを積極的に参画していました。
遊びを通じた子どもや若者の居場所づくり
「川崎にはエネルギーある子どもたちが多くいる。一方でそれを発散する場所が少なくなってきている。場所を準備し、支えれば、彼らの想像力やパフォーマンスが発散・発揮するカタチができる。使われていない空き地を活用することで、そんな若者たちと一緒に皆が共生できるような仕組みを考え作っていきたい。」
「遊びを通した場づくり」を通して、川崎区に住む子どもたちやその少し上の若者たちの意識を変えていきたいと本プロジェクトを主導する川崎区地域教育会議の宮越隆夫さんは熱い想いを語ってくれました。
「パークチャレンジかわさき」
本企画は「いきいきかわさき区提案事業」の「子ども・若者居場所プロジェクトin富士見公園」の一貫で行われたイベントになります。第3回目となる今回は新型コロナ感染症の影響で規模を縮小しての開催となりましたが、400名を超える街の人々が来場するなど、大盛況なイベントとなりました。
好評を博した一方で、惜しまれる声も多くある中ではありますが、今回のイベントで「いきいきかわさき区提案事業」としては一区切りとなります。今後は富士見公園の改修案件にも注目しつつ、これまでの活動に関わってくれた人々の声を聞き、次なる場づくりの企画を計画していくと言います。
空き地や公園の新しい活用にチャレンジし、様々な世代が共存して楽しめる「居場所づくり」を続ける彼らの活動に今後も注目したい。
「パークチャレンジかわさき」
開催日:3月20日(日)
場所:労働会館南の空地・公園歩道一区画
主催:川崎区地域教育会議、川崎区役所
公式Facebook:https://www.facebook.com/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%81%95%E3%81%8D-106208130744707/
公式Twitter:https://twitter.com/ParkchallengeK
備考:本プロジェクトは「令和3年度いきいきかわさき区提案事業」です。
一部写真提供:「パークチャレンジかわさき」運営より