年末は釣り具の大掃除もしてあげて!自分でできる簡単メンテナンス”リール編”
2024年もクリスマスが終わり一気に年末ムードとなってきましたが、年末と言えば大掃除の時期でもあります。
お家の大掃除はもちろん、車などの洗車や大掃除をする人も多いと思いますが、私(タビカツリ旦那)は年末になると毎年釣り具の大掃除もしています。
釣り具の大掃除と言っても整理や処分ではなく、メンテナンスです。
1年の終わりにしっかりメンテナンスしてあげることで来年も気持ちよく使えます。
今回は、私が実際に行っているリールの簡単メンテナンスの方法をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
リールは使ったままにすると故障の原因になる…
リールと言えば魚釣りにおいて超重要なアイテム。
ただ、糸を巻いたときに溜まる汚れや海水、リールを置いたときに付着する砂などをそのままの状態にしてしまうと故障の原因となることもあります。
錆びる
海水などがついたまま放置するとリールが錆びることがあります。
とくにリール内部のパーツや駆動部分のパーツが錆びてしまうと最悪の場合、動かなくなる恐れも…。
また、塗装部分がはがれてきたりすることもあるので、錆びが出る前にリールに付着した海水はしっかりと洗ってあげることが大切です。
潮が噛む
リールに海水が残ったままになると、錆びの他に海水が結晶化して潮噛みの症状が出る場合もあります。
リールの動作部分に結晶化した潮があるとリールの巻き心地がゴリゴリになったり、動かなくなったり、メーカーなどに修理やオーバーホールとして出さないと直らない状況になってしまいます。
砂や汚れによる動作不具合
海水の他にも、砂やコマセエサ、海水と一緒に付着した汚れなどがリールに残ったままになると動作不具合の原因となります。
とくに砂浜でリールを置いてしまって、リールの隙間に砂がいっぱい詰まってしまったというのはよく聞く話。
そのような汚れも使い終わったあとにしっかりと洗って除去してあげる必要があります。
自分でできる簡単メンテナンス
ではここで、私が行っているリールの簡単メンテナンスをご紹介します。
このメンテナンスをしてあげるだけで、今までリールに大きな故障は起きていません。
ぜひ参考にしてみてください。
①冷水シャワーで全体を洗う
まずは冷水シャワーをリールに掛けて汚れを洗います。
その際、ドラグ部分は軽く締めてスプール内部に水が入らないようにしましょう。
万が一スプール内部に水が入ると、ドラグ座金部分のグリスが乳化してドラグが効きにくくなることがあります。
また、シャワーは必ず冷水をつかいます。
温水だと必要な油分が溶けて流れるため故障につながる原因になるので注意です。
とくにスプールの糸巻部分やラインローラー部分は汚れや潮などが溜まりやすいので、念入りに洗います。
②洗い終われば水分を拭く
洗い終われば、まずはハンドルを回して遠心力の力を使って水分を飛ばします。
その後、乾いたタオルでリールに残った水分を全体的に拭いていきます。
スプールに糸がついたままの場合は、糸の部分の水分もしっかりと拭いてあげてください。
③拭き終われば乾燥
全体的に水分を拭き終わったら乾燥させます。
リールをタオルなどの上に置き、風通しの良い日陰で少しの時間乾燥させてあげます。
このとき、①で締めたドラグは緩めた状態にしておきましょう。
④乾燥が終われば注油
全体的に乾燥が終われば最後は軽く注油をして完了です。
各稼働分に注油をしてあげます。
とくに、
メインシャフト
アームカム・ベール
ラインローラー部
ハンドル軸部
なお、各箇所に注油する際、過度に塗りすぎるのは反って良くないので、少量を塗布し、塗布した後はしっかりと動かして油分を馴染ませてあげます。
万が一塗りすぎてしまったり、はみ出てしまった場合はふき取ってあげましょう。
※リールの種類によってメーカー指定のグリスやオイルを使用しなければいけないことがあるので、自分が持っているリールの機種を把握して調べるのが最善です。
以上で自分でできる簡単メンテナンスは完了です。
使い終わったリールをそのままにしておくと、次に使おうとしたときに動きが変になった・動かないなどのトラブルになることもありますが、今回ご紹介したメンテナンスをすることによって、そのようなトラブルを避けれます。
ぜひ今年1年使ったリールをメンテナンスしてあげてください。
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