【富士宮市】一度は見て欲しい!ビオトープ大岩のメンバーが作ったトラはインパクト大!
大岩灌漑貯水池は、江戸時代中期の終わりである1770年に着工し、2年後の1772年に完成した農業用溜池です。
当時の幕府は経済が困窮しており、窮状回復のために植産振興を計りました。大岩堤は、大岩の農民により水田振興のため発起した造られた貯水池でした。
その後、1955年から10年かけて、ビニール式工法により水漏れを防止する施行大改修されました。
小学校の頃、何度か友達と大岩堤に遊びに来た記憶があります。その頃は柵もなく、ウシガエルの大きなオタマジャクシを見ては、歓声を上げていました。
平成6年から7年にかけて貯水池護岸工事と管理道路舗装工事をされ、現在は、NPO法人NPOビオトープ大岩により整備・管理され地域活動の拠点となっています。
富士宮市市制施行80周年記念式典にて、荒廃していた大岩灌漑貯水池の自然に親しめるように蘇らせ、後世に継承できるように管理するなど、多年にわたり市民の模範となる善行を続けられているとして善行表彰環境美化でNPO法人ビオトープ大岩が受賞されたと聞き、無性に大岩堤を訪ねてみたくなりました。
『大岩堤』と呼ぶと年代がばれてしまいますので(笑)、改め『ビオトープ大岩』と呼びますね。
ビオトープ大岩の入口は、とても狭い道路です。近くになると50mほどは未舗装になりますので、車でお越しの方は気を付けてください。草も生えていますのでオンロードバイクで行くのはオススメできません。
ビオトープ大岩の入口では草花に囲まれた、藁で作られた大魔神がお出迎えしてくれます。何故か日の丸のハチマキをして、手には槍のようなものを持っています。秋田のなまはげを感じさせる大魔神。
足元には『疫病退散』『終息願い』と書かれています。そういえばなまはげも災いを祓ってくれる来方神でしたね。
その真向いには馬頭観音が祀られていました。
ビオトープまでは階段で降りて行く事になりますが、途中からロープが引かれて行く事ができませんでした。(下部、写真は昨年のものです)
そして最後に、気になる、4年前から毎年ビオトープ大岩のお祭りに合わせて作られているという干支がこちら!
見た目から手作り感満載のきもかわいいインパクト大なトラは、温かみと微笑みを同時にくれました。
ビオトープ大岩(大岩堤)
アクセス:県道397号線を北上し、重林寺を過ぎて約100mほどの右側に看板が出ているので、右折。道なりにまっすぐ。
*近くにあると未舗装で細い道になりますので気を付けてお越しください。