福岡県筑前町の老舗

福岡県の南に位置する筑前町という街。博多からは高速を使えば1時間弱くらいの場所。そこに「幻のラーメン」と呼ばれるお店があります。1988年創業の「大陽軒」はお昼の3時間しか営業していないお店。しかしながら、その限られた時間の中で訪れるお客さんは数知れず。

唯一無二のラーメンと限られた時間からなのでしょうか。その昔、「ズームイン朝！」という番組で「幻のラーメン」と紹介されたようです。

小郡市から朝倉市へ抜ける国道500号線沿いにあるお店は一軒家のような佇まい。暖簾や看板など賑やかで、広い駐車場もあります。

店内は広々とテーブル席にカウンター席。なかなかのカオスな雰囲気。テレビなんかでも何度も取り上げられたみたいで、芸能人やスポーツ選手など、有名人御用達のお店みたいですね。

壁にはところ狭しと、メニューもさることながら写真もたくさん。それだけたくさんの人々が訪れた証かもしれません。

そしてメニューが面白い。様々なトッピングはもちろん、トンコツアルカリスープと呼ばれるオリジナルの豚骨スープで、ラーメンとうどんの二刀流。ラーメンとうどんが同じ豚骨スープでメニューにあるのは、あまり見たことがありません。

激辛メンマラーメン

数あるメニューの中で、やはり選んでしまった。辛いの好きが引き寄せられる激辛メンマラーメン。赤いスープにネギとチャーシューにたっぷりのメンマ。これは美味しそうです。

体に優しいトンコツアルカリスープとのことですが、アルカリイオン水を使っているよう。美味しいスープは美味しい水があるからこそ、でしょうか。

スープは辛味の刺激もよく、まろやかなとんこつです。さっぱり感もありますが、しっかりコクもあり美味しい。メンマもトッピングして正解。

中細くらいのストレート麵。ノーマルな麺ですが、スープとの絡みも良し。このトッピングと麺を絡めるのもまた美味しいです。

うどん替玉

麺をサラリと食べ終えた後、替玉を、と思うと・・・。

なんということでしょう、うどん麺とちゃんぽん麺が替玉できる。これもまた面白いメニューです。

うどん麺を替玉でいただきます。麺にネギとお肉と、そしてとろろ昆布が入ってる。これはまた替玉でもう一杯楽しめますね。

この辛いスープにうどん麺もよく絡み、とろろ昆布やお肉が追加され、太くなった麺に味を絡ませます。辛さは抜きにしても、豚骨スープにうどん麺がバッチリあうのがすごい。

少し柔らかめの、モチモチ食感のうどん麺。とろろ昆布を絡めると、とっても美味しいのです。

店内はサインもたくさん。有名人の方々がこの場所まで訪れる、やはり名店です。

味も良いですが、アイデアもいい。なかなか味わえないラーメンです。

いいお店がここにもありました。筑前町はちょっと遠いけど、ドライブがてらにまた来てみたいお店です。1日3時間の営業の幻のラーメンを求めて、車を走らせてみてはいかがでしょう。

大陽軒 本店