【東大阪市】墳活!府民の森の入り口にひっそりとでも河内の歴史を現代に伝える史跡。
今回は墳活ネタ!生駒山にある古墳のご紹介です。河内国の生駒山付近には、数多くの古墳が存在し、その土地の長い長い歴史を現在に伝えています。今回は、「なるかわ谷ハイキングコース」の入り口にある「五里山古墳群」をご紹介します。
近鉄「枚岡駅」から南へ。「東大阪市郷土資料館」を過ぎて「なるかわ谷ハイキングコース」を目指します。「五里山古墳群」はハイキングコースの入り口、「上四条町第二公園」の中にあります。
公園の中に入ってみると、確かに土が盛られたようなものがあります。これが「五里山3号墳」だそうです。もっと近くで見たいのにフェンスで入れないようになっています・・・。
公園内を散策していると、古墳への道は鍵がかけられています。ここまでなのか・・・。
通りかかった人にお話を聞いてみると、「府民の森」に入ってすぐのところに古墳がよく見えるスポットがあるとのこと!これは行ってみるしかありません。
「なるかわ谷ハイキングコース」に入ってすぐのところに階段があるので、そこを登り「府民の森」に入ります。
階段を登ると「らくらく登山道コース」に入ります。入り口を右に曲がると古墳の絶景スポットは間も無くです。
「らくらく登山道コース」を降りていると、「五里山3号墳」をはっきり見渡すことができました。フェンスで中に入れないようになっていますが円墳の様子がよくわかりますね。
この古墳は、6世紀中頃に作られたものらしく、石室も確認されています。石室からは、須恵器や土師器、馬具などが発見されたそうです。
「五里山3号墳」の様子もはっきり見ることができ、満足して戻ろうとすると、振り返った瞬間石室のようなものを発見しました。これも「五里山古墳群」の1つだそうです。ただ崖が深く、なかなか近づくのは難しいです。
落ちる恐怖と戦いながら、なんとか手足を伸ばして・・・。中の様子を少しだけ撮影することが出来ました。石室が深く入り口も広いので、降りることが出来たら中に入れそうですね。
「東大阪市郷土資料館」の方のお話によると、生駒山付近には数多くの古墳が存在しますが、所有地になっていたり、都市開発によってほとんどの古墳が中の様子を見ることが出来ないそうです。そのため、このように石室を観察することができる古墳はかなり貴重なものと言えます。
この古墳は、府民の森の「らくらく登山道コース」の入り口にあり、比較的簡単に立ち寄って見ることが出来ます。生駒山のハイキングに訪れた際など、ぜひ古墳などの史跡も楽しんでみてはいかがでしょう。
五里山古墳群
【住所】大阪府東大阪市上四条町24
【アクセス】近鉄「枚岡駅」から南へ。「東大阪市郷土資料館」を過ぎて「なるかわ谷ハイキングコース」入り口にあります。駅から徒歩30分程度。