【京都市】るんるん気分が一転!後半は急登&激下りの、京都一周トレイル随一の難所|北山東部コース①
三方を山に囲まれてる京都市には「京都一周トレイル」という全長約83kmのトレッキングコースがあります。
今回は「北山東部コース」のうち道標「北山 1」(ケーブル比叡駅)から道標「北山 24」(大原戸寺町)までのコースをご紹介します。
「北山東部コース①」は傾斜の急な登り坂や長い下り坂があり、初心者でもチャレンジしやすい「京都一周トレイル」のなかでは一番の難所と言っても過言ではありません。
初心者でも楽しめる「京都一周トレイル」
「京都一周トレイル」は大きく分けて4つのコースで構成されています。
- 東山コース(約34.1km)
- 北山東部コース(約17.9km)
- 北山西部コース(約19.3km)
- 西山コース(約12.3km)
いずれも公共交通機関を利用して、コースの途中からスタートしたり、途中でリタイアしたりしやすいように設計されているのが特徴です。
実際わたしが参加しているトレッキンググループでも、例えば、今回の「北山東部コース」は2回に分けて踏破する計画を立てています。
また、コース上には、道標(案内板)が小刻みに設置されているのも初心者にとっては心強いポイント。
比叡山からスタート!横高山を経て大原戸寺町へ|北山東部コース①
北山東部コースは、道標「北山 1」(ケーブル比叡駅)から道標「北山 46」(二ノ瀬)までの全長約17.9kmのトレッキングコースです。
一度に約17.9kmを歩き切るのは大変なので、わたしが参加しているトレッキンググループでは2回に分けて歩く計画です。
- 北山東部コース①…ケーブル比叡駅〜大原戸寺町
- 北山東部コース②…大原戸寺町〜二ノ瀬
スタート地点の「ケーブル比叡駅」までは叡山ケーブルで移動します。
叡山ケーブルは、八瀬から比叡山の山頂付近までの高低差561メートルを結んでいます。この高低差はケーブルカーとしては日本一だそう。約9分間で「ケーブル比叡駅」に到着します。
コースの特徴
ケーブルカーで山頂付近まで“ワープ”するため、スタートしてすぐに絶景を楽しめます。
前半は比較的歩きやすい道が続きます。
延暦寺の西塔(さいとう)エリアに入ると、「京都一周トレイル」のコース上にも、山王院堂や浄土院、釈迦堂があり、日本仏教を代表する聖地を体感しながらのトレッキングとなります。
その後も道標「北山 11-2」付近にある「玉体杉(ぎょくたいすぎ)」までは歩きやすい登山道が続きます。
「玉体杉」のあたりも眺めが良いので、休憩スポットにおすすめです。(出町柳の「お米自慢 おにぎり屋さん」で調達したおにぎりをいただきました!)
後半は、横高山、水井山という2つの山を越えるため、急登(傾斜の急な登り坂)が連発…
とは言え、距離はそれほど長くないので、ふだんから運動していれば問題なく登れると思います。
水井山の山頂からゴール地点の大原戸寺町までは急な下り坂が続きます。
このあたりまで来ると、疲れもたまっているので、注意しながら慌てずゆっくり進みましょう。
ふもとに近づくと、登山道の近くを小川が流れており、そのせせらぎに癒されます。
コースの見どころ
「京都一周トレイル」は一般的なトレッキングと違い、コース上にある名所・旧跡に立ち寄れるのも魅力のひとつ。
特に「北山東部コース①」は延暦寺・西塔エリアを散策しながら進む贅沢なコースです。
なかでも天台宗の開祖・最澄上人を祀る浄土院は最も清浄な聖域とされています。
また、延暦寺に現存する建築物のなかで最も古い、釈迦堂(転法輪堂)もトレッキングの足をとめて立ち寄りたい場所。国の重要文化財に指定されています。
スタート地点近くも絶景スポットを楽しめましたが、コース上には琵琶湖が見える場所もありますよ。(写真では伝わりにくいのが残念ですが…)
山を下りると、のどかな風景が広がっています。ほっとする瞬間です。
世界文化遺産も、急登も
「北山東部コース①」は世界文化遺産も、急登も楽しめる贅沢なトレッキングコースです。
あまり運動をしていないと、しんどい箇所もありますが、ゆっくりと休憩しながら進めばきっとクリアできると思います。
こまめに水分や塩分を補給するなど、しっかりと熱中症対策をしてトレッキングを楽しんでくださいね。
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京都一周トレイル
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・京都一周トレイルとは
・北山東部コース