秋になると、年末・新年度に向けて将来の進路について考えることが増える方も多いのではないでしょうか。

川崎市麻生区古沢・金程エリアにある「ピカソ・カレッジ」では就労支援を目指した生活介護をされているということでお話を聞きに出かけました。

新百合ヶ丘駅北口から徒歩７分。麻生警察署の裏あたりにある一軒家は、広々と華やかな空間。養護学校を卒業したばかりの子ども達も多く通う「ピカソ・カレッジ」は新しいコンセプトの生活介護施設です。

特別支援学校の高等部を卒業してすぐに就労するのではなく、時間をかけて子どもの特性を知り、一人一人にどのような就労支援が向いているかを引き出します。

伺いに行った日には、大きな紙に絵を描く人、緻密に模写をする人、パソコンで作業する人、料理をする人など、思い思いの時間を過ごしていました。マグネット製造、Tシャツへのプリントなどの活動もしています。

近くの畑をお借りして、野菜の栽培もしています。菜園アドバイザーの方や周りの畑のかたに教えていただきながら頑張っています。菜園やお料理など、一つの大きな家族のように過ごされているのが印象的でした。

就労を目指しながらも、楽しい青春時代を過ごしたいのは、誰にでも共通しますね。オープンして4年目。すこしずつメンバーが増えていますが、まだ受け入れが可能とのことです。支援が必要な方、相談をされてみてくださいね。