また週末に低気圧 土曜日は季節外れの大雨も
また週末に、低気圧が列島を直撃します。先週末は各地で春一番の強風が吹きましたが、今週は季節外れの大雨に注意が必要となります。
上空には初夏の空気
20日(土)は、日本付近を低気圧が発達しながら通過します。
今回の特徴は、上空に南から初夏のような暖かく湿った空気が突っ込んでくることです。
それだけ多く水蒸気が含まれていますので、降り方も春雨によくあるシトシトを通り越して、ザーザーと強く降る時間が出てきます。
(地上は冷たい空気が優勢で、そこまで暖かくはなりません)
各地の雨のピークは?
20日に降る雨のピークは、
九州:6時~12時頃
四国:11時~16時頃
近畿:15時~18時頃
東海:17時~21時頃
甲信:18時~22時頃
関東:19時~23時頃
東北:21時~翌2時頃
です。
ピークのタイミングでは、突風を伴うおそれもあります。
交通機関の乱れなど、ピークの時間帯は念のため気にしておきたいところです。
また、上空の気温が高くなるため、山では雪崩にも注意が必要な一日となります。
立て続けの低気圧は春のきざし
先週に続き、2週続けて週末の低気圧です。
さらに、来週火曜日(23日)頃も弱い低気圧が通過して、来週末(27日~28日)にも低気圧が来る気配があります。
低気圧は、温度差のある空気をかき混ぜるために発生します。つまり、低気圧がたびたび来るということは、違う季節の空気、今で言うなら、春の空気がすぐ隣まで来ているということです。
一連の低気圧ラッシュが過ぎると、季節は前へ。3月に入ると本格的な春に向かって、季節変化のギアが一段上がりそうです。