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【泉佐野市】まるで“プライベートビーチ”。暖かい季節の超穴場スポット「景色が変わる渚」

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉佐野市など)

子どもたちが幼い頃、よく遊びに連れて行った場所。

久しぶりに訪れたその場所は、相変わらず穏やかで素敵な渚でした。

りんくう公園」にある「内海」は、*泳ぐことはできないけれど気軽に海に親しめるスポット。外海に通じていて潮の満ち干により風景の変化を楽しむことができます。

ワイワイと賑やかな海もいいけれど、静かでのんびり過ごせる海もいい

まるでプライベートビーチのような空間で、小さいテント(持ち込み可)とお弁当を持参して本を読んでも楽しそうです。

*水辺で足を浸してはしゃいだり、水遊びをしたりすることはできます。

注意 岩場や貝殻で足を切ることがあるため、靴を履いて遊びましょう。

「りんくう公園」MAP
「りんくう公園」MAP

「りんくう公園」は、関西国際空港の対岸の埋め立て地「りんくうタウン」の海沿いに細長く広がる海浜公園。りんくうタウン駅に程近い「シンボル緑地」と沿岸の「シーサイド緑地」で構成され、公園の西側の海からは、関西国際空港から飛び立つ飛行機を、お天気の日には明石海峡大橋や淡路島を望むこともできます。

西側に沈む夕日の美しさには定評があり、マーブルビーチから望む夕日が「日本の夕陽百選」に選ばれていることは、あまりにも有名です。

*「りんくう公園第2駐車場」(有料)に車を停めて、ポカポカ陽気の中歩みを進めます。

駐車場脇の桜は、一部“葉桜”になっていました。

*「りんくう公園第2駐車場」の駐車料金は「りんくう公園」公式ホームページ(外部リンク)よりご確認ください。

(2023年4月4日撮影)
(2023年4月4日撮影)

今年の5月頃オープン予定の *「Rinx-SQUARE(リンクス スクエア)」の工事も進んでいる様子。オープンが待ち遠しいですね!

*「Rinx-SQUARE(リンクス スクエア)」と

りんくう公園で、いろいろな競技やスポーツをされる方が、年齢や性別関係なく交流し、楽しめる場所を目指したスポーツ施設。

「りんくう+競技場(RINK)」+「つながり(LINK)+X(エクストリームスポーツ)」+「広場(SQUARE)」の意味。

「Rinx-SQUARE(リンクス スクエア)」工事現場風景 (2023年4月4日撮影)
「Rinx-SQUARE(リンクス スクエア)」工事現場風景 (2023年4月4日撮影)

*フェンス内立ち入り禁止です。写真はフェンス越しに手を伸ばして撮影しています。

あたり一面に咲く「雪柳」の白い花が、繊細で華やかな光景を演出しています。

流れるように咲く白い花に「雪柳」と名付けた人、改めてすごいなと感心します。

所々に休憩できるベンチがあり、つつじの花が顔をのぞかせています。

つつじはこれからの季節が見頃です。5月中旬頃まで楽しめますね。

しばらく歩いて、左手に見える丸太の階段を上り「夕日の見える丘」へ。

「りんくう公園 シンボル緑地南ゾーン」
「りんくう公園 シンボル緑地南ゾーン」

「夕日の見える丘」
「夕日の見える丘」

昔ながらの木を使った大きな弧を描く「太鼓橋」。石舞台と合わせて海辺の音楽祭などのイベントが行われることも。

「太鼓橋」から眺める大阪湾に沈む夕日がこちら。

(写真提供 りんくう公園管理事務所)
(写真提供 りんくう公園管理事務所)

「日本の夕陽百選」に選ばれているマーブルビーチから眺める夕日は、とてもロマンチックで恋人たちにぴったり。

「太鼓橋」から眺める夕日は、どこか壮大で明日への希望を感じさせてくれます。

当たり前のように感じている景色も、季節や場所によって見せる表情はさまざま。薄着で出かけられるこれからのシーズンは、夕涼みに訪れるのもいいですね。

穏やかで素敵な渚、「内海」が見えてきました。

賑やかさから隔絶されたプライベートビーチのような空間は、マーブルビーチとはまた違った雰囲気。子どもたちの水遊びや砂遊びはもちろん、オトナの“癒しスポット”としてもおススメです。

「環状石」と名付けられた石舞台の前の24個の石は、潮の満ち干により時に現れ、時に消え、「時の流れ」を表現します。訪れる度に「景色が変わる渚」なんて、とてもロマンチックですよね。

「りんくう公園の潮見表」で検索すると、「満潮」「干潮」時刻などを調べることもできるので、定点観測を楽しむのも良さそうです。

「環状石」
「環状石」

「足洗い場」
「足洗い場」

水遊びや砂遊びで汚れても「足洗い場」があるから安心です。

水に触れたくなるこれからの季節、一般的な“シーサイド”とは違って“大きなお庭のような空間で海に親しめる場所”、「内海」は超穴場スポットです。

「内海」のそばには、四季折々の花が楽しめる「花海道」(ロックガーデン)もあり、春から秋にかけて50種類以上の花を楽しむことができます。

約100メートルの散策路を海に向かってゆっくり歩きます。

関西空港連絡橋が見えてきました。近くで見るとすごい迫力です。

わたしたちの街では当たり前のように感じる景色も、場所を変えて楽しむことで違った発見があるかもしれません。

「シーサイドウォーク」
「シーサイドウォーク」

「四季の泉」は、地球(中心の球)から見た太陽の動きを表現したモニュメント。

「りんくう公園」のシンボル的存在です。

夏期は、沈みゆく夕陽がモニュメントと重なる光景を望むことができます。

(写真提供 りんくう公園管理事務所)
(写真提供 りんくう公園管理事務所)

(写真提供 りんくう公園管理事務所)
(写真提供 りんくう公園管理事務所)

内海から大阪湾へ続く大きな階段は、夏至の時期に沈む太陽の方向にちなんで「夏至の階段」と名付けられています。階段わきの木陰は、海からの風も心地よくランチや読書を楽しむと良さそうです。

他にも、授乳室、コインロッカー、自動販売機、車いす対応のトイレなどが完備された「総合休憩所」もあり、“真夏の暑さの休憩場所”としても重宝しそう。

帰り際に、「りんくうプレミアム・アウトレット」へ向かう並木道で、“桜と雪柳”の見事な競演を楽しむことができました。

(2023年4月4日撮影)
(2023年4月4日撮影)

「りんくう公園」の魅力は語りつくせないほどありますが、これからも“季節に合わせたエリア”のご紹介をしていきたいと思います。

「知っているけど最近行っていないな」

「子どもたちが小さい頃はよく行っていたけど…」

という方へ、あらためてお伝えすることで「やっぱりいい場所だよね!」と再認識していただけたら幸いです。

そうそう、わたしたちの街は素敵なスポットが多いのです。

「りんくう公園 内海」。ちょっとした“非日常体験”にぜひ訪れてみてください。

釣り、遊泳は禁止です
釣り、遊泳は禁止です

【基本情報】

スポット名:「りんくう公園 内海」
「りんくう公園」公式ホームページ(外部リンク)
お問い合わせ:りんくう公園管理事務所
泉佐野市りんくう往来北1-271
072-469-7717
*記事内容は取材当時のものです。
*りんくう公園管理事務所では、「内海砂場遊び道具セット」(水中箱めがねや砂遊び用のスコップ)の無料貸出し(9時~17時まで)もおこなっています。
*詳細は「りんくう公園」公式ホームページよりご確認ください。

ライター(泉佐野市など)

大阪府泉南市・泉南郡・泉佐野市担当。 なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちのまちのちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。みなさまの日常がもっともっと楽しくなりますように。 2023年2月、2023年5月、2024年9月MVA受賞

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