レペチャージで女子日本代表がパリへ! 〜女子車いすバスケットボール 〜
車いすバスケットボールの世界最終予選(2024 IWBF Women's Repechage Tournament)で女子日本代表は、オーストラリアを50ー26で制し、パリ2024パラリンピックへの出場権を勝ち取った。
オランダ、イギリス、アメリカ、中国という既にパリ出場を決めていた強豪に続き、今大会でドイツ、カナダ、スペインとともにパリへのゴールドチケットを勝ち取った。
試合は、北田千尋(4.5・LINE ヤフー)、網本麻里(4.5・ビームス)、柳本あまね(2.5・コロプラ)によるシュートが決まる。オーストラリアは北京(2008年)、ロンドン(2012年)のパラリンピックのメダリスト、シェリー・マシソン(3.0)、カイリー・ガウチ (2.0)らベテランを復帰させ若手をリードして挑んだが、日本は若手とベテランの二重構造の成熟を武器に戦いその実力が上回っていた。試合終了後、会場は祝福と歓喜に包まれた。
国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)のウルフ・メーレンス会長は、「この数日間は、車いすバスケットボールという競技のすばらしさを全て表していました。選手、スタッフのチームワーク、あきらめない姿勢、ボランティアの皆さまの献身に感謝します。パリへの道を開いたチームの皆さん、おめでとう。パラリンピックでの健闘を祈ります。ひとまずここで、パリへの道を終えることになった皆さんもこの大会を忘れがたいものにしてくれた」と、ホスト国・日本の献身と全ての参加国の選手にむけ敬意を込め、閉会を宣言した。
女子車いすバスケットボール日本代表による勝利は、男子日本代表がパリパラリンピックへの道を閉ざされた後の快挙であり、女子日本代表がロンドンとリオの予選敗退を乗り越え、東京大会での6位入賞に続いて得た輝く成果である。
4日間にわたり展開された激戦は、パリ2024パラリンピックへつながり、日本代表はその舞台でさらなる輝きを放つことを誓った。
(写真・薮功也 取材協力・地主光太郎)
※この記事は、パラフォトの公式SNSで配信したものです。