【京都市西京区】隠れ寺の紅葉と京の名水の和菓子で味わうティーペアリング茶房が今秋限定オープン!
上桂駅から徒歩十分山田地域にある「葉室山 浄住寺」で2023年11月18日(土)から12月3日(日)まで、秋の特別拝観が始まっています。今年は夜間のライトアップも初めて行われていて、JR東海の「そうだ京都、行こう。」の秋の特別拝観8箇寺の一つとして多くの人出が予想されます。そんな浄住寺で期間限定の茶房がオープンしていると聞き訪れました。
和菓子製造販売の株式会社鶴屋吉信が、京都を拠点に活躍する伝統演出家の西井将哉 さん(株式会社TANK)監修の元、 Drew Kent Wallin さん(Garden Lab株式会社)が手掛ける、禅宗文化をテーマとしたティーペアリング茶房「紅葉茶房HAMURO」を秋の特別拝観期間内の土日祝のみオープンしています。
同茶房では、禅宗における座禅流儀のひとつである「黙照禅(もくしょうぜん)」からインスピレーションを受けた、オリジナルモクテルの「黙照(モクテル)」と鶴屋吉信の本店・直営店限定銘菓である格調高い半生菓子の「観世井(かんぜい)」とのティーペアリングを、紅葉に染まる方丈庭園を前にして楽しむことができます。
西井将哉さんは、歴史的建造物や格式ある寺院での企画展開催や、海外ブランドのレセプション誘致など、伝統文化や職人技術を新たな価値観と繋げ企画を生み出す、次世代の伝統演出家として注目されています。
また、Drew Kent Wallin (ウォーリン ドゥルー ケント)さんは、 GoogleCloud の技術パートナーとして活躍し、地域に根付いた茶農業のブランディング支援を行なっており、海外のブランドや多くの行政から関心を集めるカナダ人実業家です。
能楽の家元・観世家(かんぜけ)ゆかりの観世稲荷社に現存するのが「観世井(かんぜい)」と呼ばれる井戸。吟味した風味豊かな小倉あんを観世水のすがたに整え、表面をこんがりとほどよく焼き上げた、小豆の美味をたっぷりとご堪能できる半生菓子が「観世井」です。
京都・洛西にある浄住寺は平安時代に創建され、山門から本堂へと続く紅葉に包まれる参道石段や、重要文化財級の史料である豊臣秀吉の安堵状(あんどじょう)が発見されたことで知られる、中国様式を色濃く残した公家ゆかりの寺院で、今回の特別公開では史上初公開となる本堂や方丈、狩野永岳筆の衝立「雲龍図」などの寺宝が拝観できます。
尚、売上の一部は、持続的な文化財保護・修繕活動を支援する為に浄住寺へ寄付されます。
「葉室山 浄住寺」(外部リンク)京都市西京区山田開キ町9 075-381-6029 阪急上桂駅から西へまっすぐ徒歩10分