Yahoo!ニュース

Amazonフォトのデメリット・注意点についてまとめてみた!

マウスガジェットブロガー

Amazonフォトのデメリット、使う上での注意点のまとめ。

目次

  • Amazonフォトとはなんぞや
  • Amazonフォトを使う上でのデメリット
  • Amazonフォト利用上の注意点
  • 対処方法など

X(旧:Twitter)も更新しています!

Amazonフォトとはなんぞや

Amazonフォトはクラウドストレージを活用した、ネット上の写真ライブラリサービス、とでも表現すれば良いでしょうか。GoogleやApple、マイクロソフトが提供する写真系サービスと同じような機能を持つものです。

出典:https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5262648051

スマホなどの画像をサーバーにアップロード。AIを活用したタグ付けなどによる自動管理、ユーザーによる写真・動画の活用やバックアップ、他ユーザーとのデータの共有などに便利に使えるサービスになっています。

Amazonフォトを使う上でのデメリット?

Amazonフォトはスマートフォンのサービスには良くあるパターンで、クラウド(≒サーバー)側の様々な機能の存在を前提にした内容になっています。

このため、その他のクラウドベースのネットサービスと共通するデメリットと言いますか使う上での注意点があります。

この節ではその部分を掘り下げて確認していきましょう。

容量の問題

一つ目はAmazonフォトで使えるストレージの容量の問題が挙げられます。Amazonフォトでは内部的に写真をサーバー側に置くスペースとしてクラウドストレージを使っています。その容量には部分的に制限があります。

Amazonプライムのユーザーであれば写真に関しては容量が無制限になりますが、動画は最大5GBまでの上限があります。また、プライム会員以外は写真も含めトータル5GBまでの容量制限があります。

デメリットというか利用上の制限のほうが正しいですね。他のクラウドストレージを活用するサービスでも無料会員が利用できる容量は5GBぐらいに抑えられているケースが多いので、Amazonのサービスだけ制限がキツいといったお話ではありません。

プライム会員を辞めたときの問題

また、Amazonプライムから脱退すると5GB以上のデータは消えます。まあ、こちらは当然と言えば当然のお話ではあります。ただ一応、注意は必要ですね。

出典:https://www.amazon.co.jp/amazonprime

スマートフォンで大量に写真を撮るユーザーは5GBぐらいの容量は割と簡単に超えてしまうと思いますので、プライムから退会するときには注意をした方がいいでしょう。

Amazonフォト利用上の注意点

Amazonフォトはクラウド側の様々な能力を大幅に取り込んだサービスですので、利用する上での注意点もだいたいはクラウドサービスに共通するものとなります。

(使い方を間違うと)他人に写真を見られる可能性アリ

まずAmazonフォトで保存している写真のデータはクラウド側(サーバー側)にある、ということを頭に置いておきましょう。ですのでちょっと設定や使い方を間違えると、インターネットが使える誰からもアクセス可能になってしまう可能性があるということを基本として意識しておいてください。

もちろん普通に個人だけで使っている限りは絶対に写真のデータが流出することはありませんので、その点は安心してもらって大丈夫です。

ただ、写真データはクラウド側にあることから知り合いに写真を見てもらう時などに、簡単な操作でアルバムなどの「共有」操作ができます。この手続きが本当に簡単に出来てしまう分、扱いを間違えると本当は見せたくなかった人にも写真を公開してしまうリスクがある訳です。

ここはAmazonフォトなどのネットを活用するサービスのデメリットと言うよりは、ユーザーが取り扱いを注意すべき点になります。

また、何度も触れていますように、こういったトラブルのリスクは多くのネットサービスに共通するポイントです。見方によってはそれが弱点と言えなくもないかもしれませんが、今後さらにクラウド技術が活用される世の中になっていけば「常識」として注意すべき内容になっていくでしょう。

ファミリーフォルダの扱いに注意

Amazonフォトでは他のユーザーを招待する形でファミリーという名前の共有グループを作成することが出来ます。このグループに登録したユーザーには、「ファミリーフォルダ」にアップロードした写真が共有される仕組みになっています。

ファミリーに公開したくない写真がある場合には、ファミリーフォルダの扱い、写真のアップロードには注意しましょう。

アカウントの共有に注意

Amazonのアカウントを共有しているユーザーはより注意が必要です。ファミリーフォルダ等々一切関係なく、同じアカウントでサインインしているユーザーはAmazonフォトの全写真に「すべての権限を持って」アクセスできるわけですから。

キチンと写真を管理して守りたい場合には、アカウントを共有すべきではありません。

対処方法など

Amazonフォトはクラウド技術を活用したサービスですので、そちら由来の使用上の注意点もあります。そしてそれらは使い方を工夫することで基本全部トラブルの回避が出来ます。

写真・動画を非表示にする

誤って他の人に公開したくない写真はどんどん「非表示化」を行いましょう。

この扱いにすることで基本他のユーザーからのアクセスは出来なくなるはずです。

写真の自動アップロード設定を切る

デフォルトでoffになっているはずではありますが、ファミリーフォルダへの写真の自動アップロードも切っておきましょう。ここが有効になっているとファミリーユーザーに設定した相手には、撮影した新しい写真などが「自動的に公開」されてしまいます。

面倒でも公開する写真は「ユーザー自ら」ファミリーフォルダに「手動で」登録するようにしましょう。

ロックする方法はなくなった??

多くのWebサイトでAmazonフォトの写真のロック、アクセスに認証が必要になる方法が記載されていますが、どうも2024年夏時点ではAmazonフォトからこの機能が省かれているようです。

Android版アプリにもAmazonフォトのWebサイトのコマンドにもこの機能が載っていません。

ですので、残念ながらこちらの機能は現在利用は不可能です。他の方法で対処しましょう。この機能がオミットされたのに合わせ、非表示化した写真の扱いが変更になっている可能性があります。

クラウドサービスを使う時の共有の悩み

Amazonフォトでうっかり他人に見せたくない写真が公開してしまうミスは、クラウドストレージを使ったネットサービスにはつきもののトラブルです。クラウドストレージがメジャーになり始めた頃、共有フォルダの権限設定ミスによる情報流出が問題になったりもしました。

すごくシビアに考えるならばクラウドのサービスすべてのデメリットと見ることも出来なくはないかもしれませんが、これらはサーバー側の機能をフルに活用するタイプのネットサービスに共通するものです。決してAmazonフォトだけのものではありません。

また、この手のトラブルは以前からある電子メールのメールアドレスを間違えるとか添付ファイルを間違えるとか、そういったものがちょっと形を変えただけ、とも考えられますよね。

要は人間の使い方の問題、と言うところに帰ってくるものだと思います。

メールの誤送信は事実上、人間のチェックしか対処策がありませんが、Amazonフォトの誤公開にはシステム側の機能でのガードがある程度可能です。クラウドサービスは「共有してナンボ」な面がありますから、付き合い方を工夫して上手に使いこなせる方法を模索しましょう。

ガジェットブロガー

iPhoneの便利な使い方や、スマホ/PCに関する記事を執筆しています。

マウスの最近の記事