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「着ていないとわかっているのに捨てられない」そんな時に試してほしい対処法

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

春になり、明るい色や軽い素材の服を着て出かけたくなる時期になりました。

春の訪れとともに気持ちはウキウキしますが、クローゼットの扉を開けるたびに着ていない服がたくさんあり、気になりつつも何も行動できてないという人も多いのではないでしょうか。

着ていないことは、誰より自分がわかっているはずなのに、捨てることができないのは、なかなかもどかしい問題です。

捨てられなくてもいいから、まずは抜き出そう!

クローゼットに服がしまいきれずにあふれていたり、整えてもすぐぐちゃぐちゃになるという不具合の原因の一つは、着ていない服がそこにいつまでもあるからです。

着ていない服を気持ちよく手放すことができればいいのですが、そうはいかない人もいるでしょう。

そこで、少しでも捨てることに抵抗がある人におススメするのは、

とりあえず着ていない服を抜き出してみることです。

今の季節であれば、この冬着なかったニットやコート、これからのシーズンの服だけど着る予定のなさそうな服などです。

抜き出したら余っている衣装ケースや紙袋に入れておきましょう。とにかく今一番よく使っているクローゼットから抜き出してほしいのです。

着ていない服を抜き出したらわかる3つの効果

着ていない服を抜き出したら3つの効果があります。

1.収納内にスペースが生まれる
2.着る服をクローゼットに収納することができる
3.なくても平気かも?を実感できる

着ていない服を抜き出すと収納内に空きスペースが生まれるので、服を選びやすく出し入れがしやすくなります。

また、これまでクローゼットなどの収納内に収まらず、ハンガーラックなどに服をかけていた場合は、スペースが生まれたことでクローゼット内に着る服を収納することができます。

そして、一番大きな効果は3つめのなくても平気かも?を実感できることです。

なぜ、着ていない服を抜き出すのかというと、着ていない服が特になくても、問題はないことを実感するためです。

自分が納得するときに、納得する方法で手放せばよい

着ていない服を捨てれないでいる人は、本当はなくても平気だということはすでに気づいていると思います。

でも「捨てる」ことを考えたら、「もったいない!」という気持ちが出てくるのです。

だから、今すぐ捨てなくてもよいです。

また手放す方法は「捨てる」だけではありません。売りに出したり、寄付したり、自分が納得する時期に納得する方法で手放せばいいのです。

「捨てる」を避けてばかりではいけないから

でも忘れないでほしいのは「捨てる」から避けてばかりではダメと言うこと。

「捨てる」に向き合うことで

やっぱりちゃんと考えて買わないとダメだな
試着してから買った方がいいな
安かったら何でもいいわけではない
結局着ていく場所がなかった
合わせる服がなかった

このような購入時の反省点が出てきて、次に購入するときによく考えるようになるでしょう。

私たちはその時の生活に必要なモノを手にして生きています。しかし手にするだけでは家はモノだらけになるので「捨てる」を考えない生活はあり得ません。

だから捨てるのが苦手な人は、まずは抜き出してみてそれで大丈夫なのか実験してみましょう。

そして、気持ちに余裕がある時にたった1枚の服でもいいから「捨てる」ということに向き合ってほしいです。

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★藤原友子★
小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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