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働く女子はぜひブライダルチェックを受けてみてほしい!実際受けてきたレポート

理学療法士/ケイシー理学療法士、骨盤底筋指導士、マタニティヨガインストラクター

こんにちは。理学療法士のケイシーです。

今日は働く女性たちに

めちゃめちゃおすすめしたい!

ブライダルチェックについて

お話していきます。

ブライダルチェックってなに?

ブライダルチェックとは

「妊娠や出産に影響を及ぼす病気がないか、

赤ちゃんに感染する病気がないか」

検査するものになります。

(結婚という選択肢を選ばないカップルが
居たり、そもそもまだ結婚する気がない
女性が少し受診をためらうような
ブライダルチェックという名前が
個人的にはあまりしっくりこないんですが)

私は2年前にブライダルチェックを受け、

ものすごい衝撃を受け、

世の女性に伝えたい!!!と思い

この記事を書いています。

私がブライダルチェックを受けた理由

当時、病院でバリバリ忙しく仕事をしていて

結婚の予定がなかった私がなぜ

ブライダルチェックを受けたのでしょうか?

それは単純に、【興味】でした。

ウィメンズヘルスを勉強する身として

女性の体を細かく調べてくれる検査なんて

絶対面白いじゃん!!とオタク心が

大部分を占めていました。(笑)

あとは、医療従事者として「予防」の

大切さは日ごろから身をもって感じている

ため、健康診断では分からない病気などが

ないか調べてもらいたいという気持ちも

ありました。

ブライダルチェックってどんな検査あるの?

  • 内診や超音波で子宮や卵巣の状態チェック
  • 血液検査や尿検査で体の異常がないかをチェック
  • 性感染症や肝炎などを持っていないかチェック
  • 風疹・麻疹・水痘ウィルス抗体あるかチェック
  • 精子不動化抗体検査
  • AMH検査/卵巣予備能検査
  • ホルモン検査   etc

このなかから自分でチョイスして

受けることができます。

たとえば知らずに妊娠して、

感染症を持っていた場合、それが原因で

早産や流産になってしまったり、

ウィルス抗体がないまま妊娠して

妊娠中に感染してしまうと胎児に

障害が生じてしまう可能性もあります。

また、妊娠したいと望んだけれども

実はホルモンが正常に分泌されておらず

なかなか妊娠できないといった

ケースにもつながります。

そのため、いつか子を持ちたい女性は

自分といつか生まれてくる子供のためにも

個人的にはブライダルチェックをしておく

ことをお勧めしたいです。

今調べてなにになるの?

てか結婚してからでよくない?

ね!!(笑)私もちょっとそう思ってました。

でも、実際受けてみた結果

女性はできるだけ

早めに受けたほうがいい!!

強くおすすめしたいその理由は、

早期発見、早期治療」につながるから。

この一言がすべてです。

たとえば、

結婚してすぐ子供が欲しくなって

ブライダルチェックをしました。

すると、感染症がありました。

抗体がありませんでした。

ホルモンが正しく分泌されて

いませんでした。

と、なったとします。すると

治療をしたり、ワクチンを打ったり

基礎体温をつけて婦人科に通う必要が

ありますよね。

でも、感染症の治療にも薬を使いますし

時間がかかります

ワクチンだって打ってから数か月は

避妊が必要になります。

婦人科に通うにしても生理周期は1ヶ月

前後要するためやはり時間がかかります。

そう、時間がかかるんです。

「いつかできればいいよ」と思っていた私は

仕事が落ち着いて、ご縁があって

子供が欲しいと思ったとき

自分の体が子供を授かる準備が

できているのか?

そんな不安が浮かんできました。

私の人生を変えた「AMH」

今回ブライダルチェックを受けた中で

個人的に一番衝撃を受けた項目が

AMH/卵巣予備機能検査

でした。

いくつか受けた検査で、全体的に

大きな問題は見られず、ホッと胸を

なでおろしたのもつかの間、

なんと「AMHの値が低いね」と言われて

しまいました。

AMHとは「卵巣予備能」のことで

簡単に言うと

卵巣の中にどのくらい卵子が

残っているか」というものを調べられます。

なので私は

「え!数が少ない!?

じゃあ赤ちゃんできづらいってこと!?」

と心の中で静かに、でも激しく動揺しました。

ですが、よくよく話を聞いて調べてみると

AMHとはあくまで

卵子の「数」を調べるもので

卵子の「質」は関係ないため

直接的に妊娠のしやすさと

関係が深いものではありませんでした。(ほっ)

女性は月に1つの卵子を

排卵し、その質が良ければ精子と受精し

妊娠につながります。

そのため、妊娠のしやすさと卵巣の数は

直接関係がないんです。

じゃあ、卵子の質が少ないことは

なににつながるのか?

それはずばり

「妊娠できる期間がほかの人より短い

かもしれない」

ということ。

えええええええ!!

つまり、排卵できる数がほかの人より

少ないので、チャンスが少ないということ。

子供が欲しいなら早めに行動しなければ

いけないし、もしなかなか妊娠しなかったら

早めに不妊治療をステップアップ

しなければならないかもしれないという

ことでした。

AMHは比較的新しい検査なので

データが多くないため過度に心配を

しなくていいよと先生は言いましたが

これは衝撃でした。

40代でママになる芸能人たちを見て

バリバリ働く先輩たちを見て

「まだいっかな~」と悠長に構えていた

20代後半の私は

とっても驚き、不安になりました。

ですが、そこから一呼吸置いたら

これ自分の生きかたを

見つめ直すチャンスだ

という考えに落ち着きました。

自分の生き方を見つめ直す大切さを実感

自分は結婚したいのか?

したいとしたらいつしたいのか?

そのために仕事とどう付き合っていくか?

結婚して子供を授かる前に

やりたいことをどれだけできるか?

子供は何人ほしいのか?

そんな風にライフプランを具体的に

考えるようになったんです。

ブライダルチェックは

「ただなんとなく目の前の仕事と

好きなことだけして過ごしていた人生」から

「この自分と向き合ってどう生きていくか

考えて生きる人生」に変えてくれました。

すると、時間の大切さを意識し

大事にするものを厳選するようになり

仕事もプライベートも

すごく豊かになりました。

ブライダルチェックは現在

自費診療なので私が受けた通常メニューと

オプションを合わせて3-4万円程度かかりました。

普通の健康診断なんて

タダで受けられてるのに!と

正直もったいない気持ちにもなりました。

ですが、「健康」や「人生」は

お金では買えません。

失ったものや時間は取り戻せないんです。

そのため、私は時間のある若いうちに

自分のメンテナンスにお金をかけて

「健康」や「人生」に投資をすることは

とてもとても有意義なものだと思います。

この記事がどなたかの役に立てば

とっても嬉しいです。

それではまた!

理学療法士ケイシーより

理学療法士、骨盤底筋指導士、マタニティヨガインストラクター

病院で理学療法士をしているケイシーです。【理学療法士とは】Physical Therapist(PT)ともよばれます。主に体に障害を負った人をリハビリし日常に送り出したり、運動の指導、体のメンテナンスなどをする仕事です。ケイシーは現在、【妊娠中や産後の女性の体のケア】と【入院中の患者様のリハビリ】【予防医学】を専門としています。ここでは、病院で働いてるからこそ話せる小話や、心と体を健やかに保つことの大切さ、日常生活に役に立つ医学情報などについてなどざっくばらんにお話ししていきます。

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