【富士宮市】涼みながら夏休みの自由研究?まぢかでポットホール!
河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があるとそこが水流による侵食のためにくぼみとなります。このくぼみの中に礫が入ると渦流によってその礫が回転し丸みを帯びた円形の穴が形成されます。
この現象のことをポットホール、または甌穴(おうけつ)、かめ穴(かめあな)とも呼ばれるそうです。
市内には、何カ所かポットホールを見られる場所があり、以前に県指定の天然記念物にもなっている柚野橋から眺めることのできる『芝川のポットホール』と内野の新鬼橋辺りのポットホールを記事にしましたが、『橋の上からや道路からの撮影でポットホールが良く分からない!』という声を頂きましたので、今回は間近まで接近したポットホールを紹介します。
前回と同じ『新鬼橋』。観光の人が停められるようにか道路沿いに車が一台停められるスペースがあります。車を停めて、新鬼橋辺りに来ると、ガードレールが途切れていて、沿岸に降りれるようになっています。沿岸にはかわいい白い花が咲いていました。
沿岸に降りて、川の水に足を入れると、非常に冷たいです。まるで氷水!上流には陣馬の滝や猪之頭湧水群があるので、水はとても綺麗です。
川の中から新鬼橋側を写真に収めると、ジャングル探検でもしているようなワイルドな写真が撮れました。
道路側ではあまり分かりませんでしたが、直径数センチのものから数十センチのものまで無数のポットホールが見られます。
ポットホールだけではなく、川の流れによって溶岩流が削られたのでしょう。明らかに不自然な形をしたものがありますが、不自然ではなく自然なんですよね。
間近で見るホットホールは迫力があり、自然の力強さを感じました。
夏休みの自由研究に取り上げても良さそう!
ただし、川は急深になったり、流れの勢いが強いところもありますので、保護者の方と一緒にライフジャケットを着用するなど、安全に配慮して下さいね。
新鬼橋 ポットホール
アクセス:県道414号線を北に向かい、内野大橋を越えて10mほど