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両チームともにサンチェス投手が先発 投手戦を制したのはマリオかリカルドか<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
4勝目を挙げたKIAのサンチェス(写真:KIAタイガース)

25日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

KIAタイガース-ハンファイーグルス(クァンジュ)はKIAがマリオ・サンチェス、ハンファが左腕のリカルド・サンチェスと両チームともサンチェス投手が先発マウンドに上がった。

KIAは1回裏に内野ゴロの間に三塁走者が還って1点を先制。以後、両先発投手とも好投し両チーム得点なく中盤まで進んだ。

KIAは5回にワイルドピッチの間に1点を挙げて2-0に。ハンファの先発リカルド・サンチェスは5回97球を投げて2失点で降板。6回以降をリリーフ陣に託した。

一方、KIAの先発マリオ・サンチェスは6回までノーヒットピッチング。140キロ台後半の直球と、直球と球速差のあるスライダー、カーブ、チェンジアップと緩急を生かした投球でハンファ打線を抑えた。

KIAのサンチェスは7回92球を投げて被安打2、失点1、6奪三振。試合は7回裏にKIAが4番チェ・ヒョンウの15号2ランで追加点を挙げ、4-1で勝利。KIAのサンチェスが4勝目(2敗)を挙げた。ハンファのサンチェスは5敗目(6勝)となった。

◇8月25日(金)の結果

・トゥサン 10 - 1 SSG(チャムシル)

 勝:クァク ピン

 敗:キム グァンヒョン

・サムスン 4 - 7 キウム(テグ)

 勝:アン ウジン

 敗:ワイドナー

・KIA 4 - 1 ハンファ(クァンジュ)

 勝:サンチェス

 敗:サンチェス

・ロッテ 1 - 3 KT(プサン)

 勝:ベンジャミン

 敗:ウィルカーソン

・NC 14 - 1 LG(チャンウォン)

 勝:フェッド

 敗:チェ ウォンテ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「これまでサンチェス投手は4人在籍」

この日投げ合った2人のサンチェス投手は、どちらも今季途中入団でベネズエラの出身。これまでKBOリーグに在籍したサンチェス投手は2005年にSKワイバーンズ(現SSGランダーズ)でプレーしたヘスス・サンチェスと、18、19年にSKで活躍し20年に巨人入りしたエンジェル・サンチェスを合わせて4人となる。後の2人はどちらもドミニカ共和国の出身。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KTウィズ戦の9回表、チョン・ジュンウに代わってレフトの守備についた。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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