想像を絶した台風6号の被害を写真で。台風慣れした県民ですら驚愕した被害と今後の対策【沖縄県浦添市】
停滞と迷走で長期滞在となった今回の台風6号(カーヌン)。台風慣れした沖縄県民ですら驚愕する被害が生じています。筆者の妹も振替便の手配に遅延が生じ帰省予定が1週間ずれ込みました。台風の被害状況とこれからの対策を備忘録を兼ね記載させて頂きます。
暴風期間は約1週間!まさかのUターンで災害となった台風6号について
今回の台風6号の特徴はなんといっても停滞と迷走。930hpaという勢力を維持したまま停滞。その後ゆっくりUターンするという珍しい進路でした。さらに通過後は線状降水帯という迷惑な置き土産まで。沖縄本島に暴風警報が発令されたのは1日と2日、5日と6日の計4日間でしたがその前後を合わせると約1週間の荒天に見舞われました。
「やったぁ!仕事やすみだ!!」と1日の朝は歓喜していた筆者。さほど天気も悪くなかったので油断していました。この日はバスが終日、モノレールは午前10時頃から運休。前日に最低限の食糧買い出しは済ませ準備万端の気持ちで余裕でした。しかし悲劇はその日の夜に。ちょうど晩御飯の時間帯にまさかの停電。全く予想も対策もしていなかったので慌てました。最悪ホテル宿泊も検討しましたがママ友宅へ避難させてもらうことに。冷蔵庫の食材を保冷バックに詰め込こみ遊牧民のごとく移動しました。幸いにも翌日には電力が復旧。その後は停電もなく過ごせましたが宜野湾市では断水の地区も。台風は災害ということを認識・反省する機会となりました。
実際の被害の写真がこちら。信号機は滅灯、コンビニも真っ暗、天然の通行止めも
今回筆者が撮影した台風の写真に加え、友人知人より提供頂いた写真を掲載します。
被害は来沖していた観光客にも!那覇空港は振替便やキャンセル待ちの手配で早朝から大混雑。
台風6号の被害を受けたのは沖縄県民だけではありません。旅行や帰省で来沖していた観光客の方も被害を被りました。特に今年は4年ぶりに行動制限がなくなったこともあり一気に観光客が増加。航空券の振替便やキャンセル待ちの人達で那覇空港は大行列が目立ちました。
なぜネット社会の時代に空港が大混雑するのか。振替便やキャンセル待ちの手配はネットで完結すると思っていた筆者に本土出身の上司が衝撃の事実を語りました。
「アクセス集中に伴い航空会社のネットにまず繋がりません。したがって現地の空港で整理券を受け取る必要があります。タクシーを使うか空港駐車場で待機してでも早朝に並ばなければ帰れないので。
台風で延泊するとなると予想外の宿泊費・食費・交通費が生じます。そして何より仕事に支障が。私なら泣く泣く予定を切り上げてでも台風襲来前に帰還します。8月の沖縄は台風シーズンという事をしっかり理解することも大事かと」
事実、那覇空港関連のニュースを検索すると想像をはるかに超えた大行列が。振替便の振替便がさらに欠航となる恐ろしい話も耳にしました。これから観光で来沖予定の方は不測の事態に備え事前の情報収集もお忘れなく。予算に応じた宿泊先、スーパー、移動手段を万が一に備え頭の片隅に入れておくだけでも気持ちに余裕が持てます。余談ですが24時間営業のユニオンが閉まるとなかなか危険な台風です。
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