創業時“鵠沼時代”の味をカップ麺に再現?「支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺」をレビュー
「支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺」を食べてみました。(2024年12月17日発売・明星食品)
この商品は、横浜市戸塚区に本店を置く“支那そばや”創業当初の味をカップ麺に再現したもので、名古屋コーチンオイルと北海道産ホタテエキスを使用した淡麗系ながらもコク深い味わいに仕上げ、細めでしなやかなノンフライ麺が相性良くマッチした一杯、“支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺”となっております。
では、今回の“支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺”がどれほど鶏の旨味や魚介出汁などをうまく活かしたコクのある醤油スープに仕上がっているのか?名古屋コーチンオイルや北海道産ホタテエキスなど拘りの旨味、実店舗でも使用しているクロレラエキスを配合した本格感のある中細ノンフライ麺との相性やバランスなどじっくりと確認していきたいと思います。
まず1食(109g)当たり418kcal。
食塩相当量は6.7gです。
次に原材料を見てみると、鶏をベースに魚介系や豚の旨味を合わせたことで、あっさりとした淡麗スープながらもコクがあり、キレの良い飲み口と物足りなさを感じさせない奥行きのある味わいを想像させる材料が並びます。
フタを開けてみると、かやく、液体スープ、粉末スープといった3つの調味料などが入っています。
では、“かやく”を加え熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
その後、液体スープと粉末スープを加えてよくかき混ぜたところがこちら。
先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、淡麗系らしくサラッとした仕上がりで、名古屋コーチンオイルと北海道産ホタテエキスを使用しただけあって表面に浮かぶ上質な脂がコクや深みをプラスし、醤油感の強い芳醇な香りが食欲そそる一杯…といった印象の出来上がりです。
麺は、実店舗の自家製麺をイメージし、同じくクロレラエキスを使用したことによって滑らかな食感と適度な硬さを実現、麺量に関しても70gと申し分のない仕様となっており、そこに淡麗系ながらも名古屋コーチンオイルと北海道産ホタテエキスを使用したコク深い醤油スープがよく絡み、芳醇とも言える醤油の風味が後味良く抜けていきます。
トッピングには、こちらのチャーシュー以外にメンマ・“ねぎ”が使用されていて、特にこの具材は…ややチープな印象なのでなくても良いかな?と思いますが、ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっています。
スープは、鶏をベースに昆布や鰹節などの魚介出汁、さらに豚の旨味をバランス良く合わせたことでキリッとした口当たりにまろやかなコクが際立ち、特別何かに突出することなく素材の旨味を活かしたテイストとなっています。
ということで今回“支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺”を食べてみて、臭みのない動物系の旨味に魚介出汁がバランス良く馴染み、あっさりとしていながらもコクがあり、最後まで飽きの来ない上質な醤油スープに仕立て上げ、麺にまで拘ったことでカップ麺ながらも臨場感溢れる一杯となっていました。
本来こういったシンプルなテイストで旨味を際立たせることは難しいんですが、今回のフレーバーに関してはキレ・コクのあるバランスの良い淡麗系の醤油スープに仕上がり、まさに“ラーメンの鬼”と呼ばれた“佐野 実”氏ならではの拘りの味わいがじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
詳しくはこちらの記事もご覧ください。(外部サイト)
「支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺」創業時の味をカップ麺に再現したコク深い一杯|きょうも食べてみました。