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【宮城県 松島町】他とはひと味違う!可愛いレシピ付き[とみこおばちゃんのこうじっこ]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

先日、ふらりと宮城県松島町のJR松島海岸駅に併設されている売店を眺めていたところ、観光用のお土産物が並ぶ中に、地元の皆が今晩のおかずに使えそうな品を大発見。
それがまた、可愛らしいネーミングで名前だけでも気になってしまう'それ'は、なんと発酵食品の「麹」。
早速、ご紹介していこう!

その名も「とみこおばちゃんのこうじっこ」。銀鮭の身の様な色をした商品ラベルには、ひらがな表記で名前が書かれていて、なんだか柔らかくてやさし〜い雰囲気を醸し出している。
この愛らしい麹は、松島町内で味噌を製造している「味噌工房つのだ」の商品。同工房は松島町内の「A&COOP松島店」と筆者が購入した「JR松島海岸駅構内のおみやげ店」の2ヶ所で、いくつかの商品を販売中(2023年3月末時点)。その他、工房公式インターネットショップ「発酵食品HATAYA」でも販売している。

さて、麹だが形状は使いやすいチューブタイプになっているので、購入後はわざわざ別容器に入れ替えなくてもそのまま絞って使えるという便利な仕様!これは嬉しい。
トロリとした濃度でクリーム色の麹はチューブから絞り出すと、途端に甘い味噌の様な香りが広がる。見た目は麹なのだが、香りは味噌にとっても近い。
そして味は、とて〜も深い!
発酵食品ということもあり表現はとても難しいのだが、まず塩気は抑えめ。そして日本酒の酒粕の様な深みのあるコクと、味噌の風味も少し感じつつ果物のような甘みがある。難しい。
加えて言えることは、一般的に販売されている塩麹(しおこうじ)とは微妙に味が違うということ。通常スーパーで販売されている塩麹は、塩気が強く甘みはそこまで強くないのだが、この'こうじっこ'は、ちょっと他のとは違って丸いまろやかさがあるのだ。

そして、商品棚に並んでいた時から気になっていたのだが、麹は何かを背負っているのだ。よーく見てみると、リボン結びでキュッと括られたメモの様な物。実は、そこには麹の上手な使い方と、便利な料理レシピ!至れり尽くせりの、やさしさが伝わってくる'こうじっこ'だ。
実際に購入した際には、是非レシピをじっくりと読んでみて欲しい。そこには一口メモ以上の色々な有り難いヒントが詰め込まれているぞ。

筆者は、すっかり「とみこおばちゃんのこうじっこ」の便利さに頼りっぱなしで、炊き立ての白いご飯にちょこっと麹を乗せて食べるだけでも充分、美味しい。あとは朝ごはんの目玉焼きに乗せても良いし、おにぎりの塩の代わりに使って海苔を巻いても美味しいのだ。
塩や醤油などの調味料を麹に置き換えて、色々と試してみるだけでも楽しい。
可能性を秘めた'こうじっこ'、すごいぞ!おすすめだ。

商品名:とみこおばちゃんのこうじっこ
製造元:味噌工房つのだ
製造元住所:宮城県宮城郡松島町幡谷字新田49
販売店:A&COOP松島店、おみやげ処 松島海岸(JR松島海岸駅構内の売店)
※上記は松島町内のみの販売店を表記しています。
工房公式インスタグラムでは様々なイベントなども更新中。気になった方は是非チェックしてみよう!

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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