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麻生区民におなじみ!とぎ屋のあいちゃんのさらなる謎に迫る!!【川崎市麻生区】

ねこさとPライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

以前、ロコっち新百合ヶ丘で「とぎ屋のあいちゃん」を紹介したところ、「すぐに包丁を研がないといけないから、あいちゃんが出没する場所を教えて!」とSNSのフォロワーさんから問い合わせをいただき、あいちゃんの魅力が充分伝わったようで嬉しかった私。

ですが麻生区以外の皆さんにとって、あいちゃんは謎の人物ですよね。

そこで改めて「とぎ屋のあいちゃん」に着目。さらに多くの方にあいちゃんの魅力をお伝えしたいと思い、再び包丁を研いでもらいました。今回の取材で判明した驚きの新情報もありますよ〜。

そもそも「とぎ屋のあいちゃん」って?

車で移動・・・とぎ屋のあいちゃんは、店舗を持たず車で移動をする研ぎ屋さんのこと。基本的には入り口付近に駐車スペースのあるスーパーに出店しています。麻生区では、柿生のマルエツや相鉄ローゼン、上麻生の生協、五月台のフジスーパーなどで見かけ、麻生区以外にも、厚木や伊勢原、東京の墨田区に出店しているそうです。

名前の由来・・・以前、「あいちゃん」という名前の由来についてうかがったところ、「こどもが覚える最初の言葉“あいうえお”にちなんで」という返答をいただきましたが、今回の取材で、あることが判明! 名前については、のちほど詳しくご紹介します。

告知はポスターのみ・・・ホームページもSNSのアカウントもないので、出店の告知はスーパーに貼られたポスターのみ。約2ヶ月間隔で同じ場所に出店しており、常連の方はこのポスターを頼りに、あいちゃんがやって来るのを心待ちにしています。

良心的な価格・・・包丁は500円(+税)から研いでもらえます。価格が分かりやすく提示されているのも人気の秘密。

出店の告知はスーパーに貼られたポスターのみ。
出店の告知はスーパーに貼られたポスターのみ。

価格も分かりやすく提示されていて安心です。
価格も分かりやすく提示されていて安心です。

今回の取材で判明したこと

新事実① とぎ屋のあいちゃんは4人いた! しかも2人は女性!

前回は五月台駅前のフジスーパーでの出店の際に取材を行なったのですが、今回は気分を変えて柿生のマルエツを訪れてみました。

すると前回とは別の男性の姿が。何気なく「五月台とは別の方ですよね?」とうかがってみると、「俺は柿生の担当。あいちゃんは4人いるからね。女性も2人いるよ」と衝撃の事実をサラリ。

えぇー! あいちゃんって1人じゃなかったの!? 

一般的にはどうでもいい情報かもしれませんが、私の中ではめちゃくちゃ衝撃でした。ちなみに五月台のあいちゃんは寡黙な男性で、柿生のあいちゃんはフレンドリー。今度は女性のあいちゃんにもお会いしてみたいな。

こちらが柿生のあいちゃん。五月台のあいちゃんと同じくキメ顔は恥ずかしいとのことで、作業姿を撮らせていただきました。
こちらが柿生のあいちゃん。五月台のあいちゃんと同じくキメ顔は恥ずかしいとのことで、作業姿を撮らせていただきました。

新事実② あいちゃんという名前の由来

「次の出店はこの日ね」と柿生のあいちゃんに手渡されたメモを見ると、そこには“相原研磨”という文字が。“あいちゃんのあい”は、やはり“相原さんのあい”だった! でも、五月台のあいちゃんに教えてもらった「こどもが覚える言葉うんぬん」のエピソードも嫌いじゃないです。

次の出店日を書いて渡されたメモには、がっつり「相原研磨」の文字が。横浜の会社のようです。
次の出店日を書いて渡されたメモには、がっつり「相原研磨」の文字が。横浜の会社のようです。

新事実③ 包丁の黒ずみはサビではなく菌

柿生のあいちゃんに「俺の紹介よりも、こっちを伝えて!」とお願いされたのが、包丁の手入れの仕方。我が家の包丁を見た柿生のあいちゃんから「この黒いのはサビじゃくて菌だからね」と、またまた衝撃の言葉が飛び出します。

「人間は手を洗ったあとタオルで手を拭くでしょ? それと同じで包丁も洗ったあとに水気を拭き取らないと、どんどん菌が繁殖しちゃう。まな板やスポンジの除菌のCMは見かけるけど、包丁に関しては見ないよね。食材に1番触れるのは包丁なのに」と軽く憤慨しながらも、分かりやすく説明してくださいました。

恥ずかしながら我が家の包丁を公開。改めて見るとひどい状態ですね。
恥ずかしながら我が家の包丁を公開。改めて見るとひどい状態ですね。

包丁の洗い方にもポイントがあり、スポンジで包丁の峰(みね/刃と逆の部分)を挟んで洗うといいそうです。もしお手持ちの包丁がすでに黒ずんでいるようでしたら、硬めのスポンジなどで優しくこすってみてとのことでした。

包丁の峰の部分をスポンジで挟んで洗い、水で流したあと、しっかり水気を拭き取って!
包丁の峰の部分をスポンジで挟んで洗い、水で流したあと、しっかり水気を拭き取って!

あいちゃんの手にかかれば、こんなにピカピカに

最後に、今回もピカピカで切れ味抜群になった包丁の様子をお伝えします。

まずは機械で包丁を研ぎ

仕上げは手作業で。刃こぼれがなければ5分くらいで終わります。

今回は特別に黒ずみも落としていただき、こんなにピカピカに! 

前回の取材で切れ味が分かる動画を撮影したので、あわせてご紹介(動画はロコっち新百合ヶ丘より)。

2度に渡り取材をさせていただいて感じたことは、柿生のあいちゃんも、五月台のあいちゃんも、包丁に対する愛で溢れていたこと。

とぎ屋のあいちゃんの“あい”は、もしかしたら“愛”という意味も含まれているのかもしれない。そんなことを思いつつ、今日も私は「とぎ屋のあいちゃん」のポスターを探し続けるのでした…。

とぎ屋のあいちゃん

麻生区では、柿生のマルエツ、相鉄ローゼン、上麻生の生協、五月台のフジスーパーなどに出店。出店告知はスーパーに掲示されるポスターでしか行っていないため、気になる人は定期的にチェックを。

ライター&エディター/ロコっち新百合ヶ丘編集長(川崎市)

編集プロダクションを経て、フリーのライター&エディターとして活動。エンタメ系雑誌での執筆のほか、地域ポータルサイト「ロコっち新百合ヶ丘」の編集長を務める。プライベートでは二児の母。ねこ好き、テクノ好き。DJ検定4級。

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