【ひたちなか市】商店街での買い物を楽しもう|和装洋装・学校用品がそろう店
表町通り商店街の老舗、総合衣料の店 きぬ屋をご紹介します。
外観
表町通りに面しており、駅近3分。昭和25年頃に創業して以来、約75年間地域の信頼に応えてきた歴史があります。
店内のようす
出迎えてくれたのは、明るい女将さん。お話ししていると楽しくなってきます。
打掛の展示が真っ先に目をひきますが、和の小物が所狭しと並んでいます。高級な印傳の小物も置いてありました。
海外からのお客様にも喜ばれそうな品揃えです。
手ぬぐい
手ぬぐいには、浴衣や鯉口(こいくち)シャツ*にも使われている本染(ほんぞめ)の生地を使用した種類も販売されています。
*鯉口シャツとは、袖口の形がすぼまっていて、鯉の口に似ているということから名付けられた。お祭りのときに着るものです。
本染とは、日本の伝統的な染色技法「注染」で染められた手ぬぐい。プリントと違い、染めは繊維一本一本の奥まで染料が入り込んでいるので、生地の裏側まで染め上がっています。
きぬ屋は東京江戸一の特約店なので、店頭にないものでも、カタログに掲載されている商品の注文が可能です。
本染めの手ぬぐいは、プリントものとは手触りが違います。しっかりしているけど柔らかい布地の肌触り。
元々は一枚でふんどしを作れるサイズになっているタイプもあります。手ぬぐいとして使うには、3等分のサイズに裁断します。
以下の写真はキッチンの手ぬぐいとして使用したようす。
肌離れがいいので、手拭きとして最高ですが、キッチンではびしょびしょになることもあるので、今は洗面所とトイレの手拭き用に使用しています。
お手入れ方法
本染めの木綿製品のお手入れの仕方も教えてくれました。
- 基本は冷たい水で洗うとよい。お湯では染めが落ちてしまう。
- 基本は手洗い。ドライクリーニングはNG。理由は色がさめてしまうから。木綿は縮み、繊維が痛むため。
防災グッズにも
地震対策を見直していたときに、防災グッズの中に、タオルの代わりに手ぬぐいを入れるアイディアを思いつきました。プリント手ぬぐいは、手ごろなお値段で購入できます。
手ぬぐいはかさばらずに乾きやすいので、被災したときに重宝すると思います。
防災ずきんも販売。子どもから大人まで使用できます(大特価1,800円)。
作務衣(さむえ)
これから春に向けて出る商品が、作務衣*。
*作務衣とは、元々は禅宗の修行僧の作業着のこと。
身体を締めつけず着用しやすいため、和装の作業衣として使用される場合や、現在では甚平と共に部屋着の一種として愛好する方もいるそうです。
着物に比べて着付けも不要でカジュアルなため、日常に取り入れやすいのではと感じました。
地元の商店街にある老舗で、女将さんとお話ししながら買い物する時間は楽しかったです。和を感じられる小物や衣類を実際に手にとってみることで、日本の文化にさらに興味が湧いてきたのもうれしい発見でした。
お店からの情報
成人用振袖、七五三祝着、お宮参りの掛け衣装、祭用品、学校用品を承ります。
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総合衣料の店 きぬ屋
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住 所|茨城県ひたちなか市表町1−5
電 話|029-274-1301
営業時間|9:30〜19:30
定 休 日 |火曜日
駐 車 場 |契約駐車場は時間に応じて対応(ドンキホーテTimes)、表町パーキングTAMARIBAは30分以内無料