【神戸市東灘区】明石海峡大橋開業以前は、四国・九州方面への玄関口。旧東神戸フェリーセンター見納めです
2000年に開業した、ショッピングセンター「サンシャインワーフ神戸」は、かってあったフェリー乗り場の跡地にできた施設だとご存じですか?
サンシャインワーフ神戸前の岸壁には、今なお当時の面影を残すものが存在します。
当時フェリーの発着に使用されていた稼働橋。
フェリーターミナルは、1970年から建設工事が始まって、1999年3月閉鎖。
開業時は、2カ所の旅客ターミナルだったそうですが、そのうちの1つの旅客ターミナルの建物が今もサンシャインワーフ神戸の西側に残っています。
建物を横から見ると神戸フェリーセンターの略「KFC」の看板。
現在は、この場所を指すときに「旧東神戸フェリーセンター」と呼んでいますが、建設当時は、東という言葉がついていなかったんですね。
旅客ターミナルだったビルには、船舶関係の会社などが入居されていました。
旧東神戸フェリー埠頭管理新設工事
工事名称:旧東神戸フェリー埠頭管理新設工事
施工場所:兵庫県神戸市東灘区青木1丁目2
工期:令和3年4月下旬から令和4年3月中旬(予定)
※既存建物の解体工事につきまして、別途工事となり本工事竣工後以降となります。
入居されていた会社の移転も始まったようです。
新社屋に移られたということは、旧東神戸フェリーセンターの建物は、もう取り壊しが始まっても不思議ではないということですね。
玄関には、「神戸フェリーセンター」の文字。
10代だった頃、徳島県に転校した友達にフェリーで会いに行ったことがありました。阪神青木駅から歩いて行ったことしか記憶に残っていないのですが、ココから乗ったんですね。感慨深い…。
建物の壁に、神戸市の市章と船客待合所の文字が微かに読み取れます。
形を変えて約50年間、神戸の海を見守ってくれていた旧東神戸フェリーセンター。見納めが近そうです。
現在、サンシャインワーフ神戸・旧東神戸フェリーセンターの付近では、歩道の改良工事が実施されていますので、通行時には十分ご注意くださいね。
【建物現存場所】
旧東神戸フェリーセンター
神戸市東灘区青木1丁目2