AirPods Proよりもノイキャンの無いAirPodsのほうが、今の生活に欠かせない理由
AirPodsは僕の生活に欠かせない存在だ。
AirPods Pro(第2世代)は持ち運ぶバックパックのポケットに常備してあり、ヘッドホンを忘れてしまったとしても必ず音楽を聴く手段が用意されているという安心感がある。また出先で作業する際に集中したいときは、AirPods Proのノイズキャンセリング機能は重宝する。外音取り込みモードも極めて自然なため、付けたまま店員との会話にも困らない。
しかし僕は自宅で作業をする時間が長い。使用頻度はAirPods ProよりAirPods(第3世代)のほうが高い。その理由について本記事では説明する。
ノイズキャンセリングよりも着け心地
僕は超朝型だ。最近は3時前後に起床し、子ども達が起きるまで誰にも邪魔されない間に仕事をこなす。家の中も外も静かなため、ノイズキャンセリング自体必要がないだ。
しかしこちらから出す音には注意が必要だ。スピーカーから音を流すと、ドアを閉めていてもある程度聞こえてしまう。音楽を聴きながら仕事はしないが、SNSの投稿で音声がある場合は聞きたい。
このような生活スタイルにおいて、ノイズキャンセリングのないAirPodsはベストマッチだ。
AirPodsは僕にとって「パソコンの音を直接耳に入れるためのもの」。よって装着感は軽ければ軽いほうがいい。AirPodsは付けていないような軽い装着感が強みだ。一方でAirPods Proはノイズキャンセリングのために耳の中にフィットするように設計されており、長時間の使用で耳が少しかゆくなる。自分の用途にマッチしているのは、ProではないほうのAirPodsだ。
ノイズキャンセリングがないからこそ、いつでも家族に反応できる
子どもが起きてからはノイズキャンセリングがあったほうが仕事に集中できていいのではないか。そう思っていた時期もあったが、起床後もノイズキャンセリングはないほうがいい。
これはシンプルに、家族からの呼びかけに反応しやすくするためだ。
人間誰しも無視されて良い気をする人なんていない。仕事で離れられない状況以外では、妻と子どもの呼びかけには極力スピーディに反応したい。ノイズキャンセリングが効いていると反応が遅れてしまい、家庭内の信頼を失う気がしてしまうのだ。
機能差や価格差を考えると、AirPods Proのほうが便利だ。AirPods Proのノイズキャンセリング機能は非常に優秀で、外音取り込みモードを使えばまるで使っていないような自然な音で会話が楽しめる。
しかしそれでも「長時間つけっぱなし」「ノイズキャンセリングの使用頻度が低い」という2つの条件にマッチするのであれば、AirPods(第3世代)はおすすめだ。Apple製品にこだわらなければ骨伝導式のイヤホンも良いと思うが、僕は複数のAppleデバイスを切り替えて使う(Macで仕事中にiPhoneで電話に出る、など)ため、AirPodsがベストマッチだ。
現状の機能で困っていないが、いずれ第4世代モデルを出してくれたらきっと買い換えるだろう。