【米沢市】季節ごとの料理を味わう、日本料理店「馬場乃町はやし」
12月もあと残りわずか、積雪量も一気に増え、今年はお正月も雪片付けに追われそうな雰囲気ですね。去年少なかっただけに体に堪えるような気がします。
それでは、今回は米沢市馬場乃町にある「馬場乃町はやし」をご紹介したいと思います。お料理が美味しいと聞き、ずっと行ってみたかったお店。11月後半にお邪魔してきました。
馬場乃町は米沢市の旧町名で、現在の呼び名は城南一丁目。
周りは住宅街になっているので、とても静かな雰囲気の場所にあります。
こちらが馬場乃町はやしの店舗外観です。まだこの時は積雪もなく素敵なお庭を眺めながら入店しました。
◇ 馬場乃町はやしのランチ
カウンター席に案内していただき着座。
それでは写真で一気にお料理をご紹介していきましょう。
11月後半は「金盞花(きんせんか)頃のお献立」でした。(馬場乃町はやしのランチはコースのみとなっています)
一品目は「かぶ・なめこ・インゲン・蟹の旨煮」です。
真っ白な器に添えられた銀杏の葉、季節を感じます。
優しい風味の餡に蟹とインゲン、とろりとした食感でホッとする味でした。
朱塗りのスプーンで口触りも滑らか、最初の一品目で大満足の予感です。
二品目は「柿・胡瓜・木耳(きくらげ)・真菰(まこも)の利休和え」
少し酸味のあるソースが絡められていて、柿や胡瓜の歯ごたえも楽しい一皿でした。
そしてこちらは三品目「蛸真薯、舞茸、春菊、柚子が入ったお椀」
漆黒の椀に十五夜の兎が可愛らしいですね。
お料理の色合いもとても綺麗です。
四品目「鰹と林檎菊花和え」
鰹の手前には不思議な形の野菜が。これは、ずいきの茎の部分なんだと店員さんに教えてもらいました。味自体はあまりしませんが、サクッとして特徴のある食感でした。
鰹には林檎と菊の花のが和えられ、酸味のあるソースでさっぱりとしています。
こちら五品目焼物は「鱸(すずき)と紅葉焼き」
お料理ももちろんですが、器からも季節を感じられる一皿です。
ブロッコリーにかけられているのは、少し酸味のある白和えのようなペースト。一つひとつに手間がかけられていて、職人さんの料理に対する気遣いが感じられます。
そして六品目は「茄子の東寺煮」
熱々の器には盛り付けられた東寺煮は、優しい味で、体が芯から温まりました。
七品目、土鍋で炊かれた「里芋菊花ご飯」です。
里芋と鶏そぼろ肉の炊き込みご飯に、食用菊が和えられています。菊は炊き上がってから和えているそうで、黄色の鮮やかな色が損なわれる事なく、目にも美味しい一品でした。
お漬物も丁度良い塩梅。自家製の漬物って、まろやかで美味しいですよね。
八品目、最後のデザートは宝石箱のような「秋の実サンデー」
黒糖シフォンときなこのパンナコッタ、栗やシャインマスカット・柿や洋梨など、具沢山でした。
どのお料理も手間がかけられていて、本当に心から楽しむことができました。
今回予約したランチコースは、お一人様3800円(税抜)です。基本的にはコースの一種類のみですが、この他にもお祝いやご法要等、予算に合わせて料理内容の変更も可能との事でした。
◇ 馬場乃町はやしの駐車場
馬場之町はやしの駐車場は、店舗正面。道路を挟んで向かい側にあります。
◇ 馬場乃町はやしの場所と店舗情報
場所:山形県米沢市城南1丁目6−18
営業時間:12:00〜14:30/18:00〜22:30
定休日:不定休(公式Facebookでご確認ください)
駐車場:店舗正面にあり
公式サイト: 馬場之町はやし公式フェイスブック
いかがでしたか。
馬場之町はやしのランチはコースの一種類のみですが、季節ごとに献立の内容が変化します。
本日はゆっくりと時間をかけて、一皿ごとに季節が表現された料理を味わってきました。
大切な人とゆっくり食事がしたい、そんな方におすすめのお店です。
気になった方は、ぜひ一度出かけてみてはいかがでしょうか。
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。