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新居は絶対に散らかしたくない!引越し段ボールの正しい詰め方

4月からの新生活に向けて、引っ越し準備真っ最中、という方も多いのではないでしょうか?
今回は新居での生活を快適にする、荷造りの方法についてご紹介します。

新居こそは、スッキリと暮らしたい!!引っ越し段階から戦いは始まっています。
新居こそは、スッキリと暮らしたい!!引っ越し段階から戦いは始まっています。

よくやってしまいがちなのが、「とりあえず1部屋ずつ順番に荷物を詰める」というもの。
今の家が完璧に片付いている!という場合はこのやり方で良いのですが、そうでない場合、
荷物を1点1点分類せずに場所別に詰めてしまうと、せっかくの新居がすぐに使いづらい状態になってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、「使用頻度別に荷物を詰める」というやり方です!

片付けの基本は、全部出して、使用頻度別に分けること
同じ洋服でも、毎日のように着る普段着と、年に一度しか着ない礼服、思い出が詰まっているけれど自分では着ない遺品の服では、自分にとっての役割が違いますよね。

片付けの基本は「全部出し」。1点1点を手にとってみるだけで、沢山捨てずとも持ち物が自然と整理されます。
片付けの基本は「全部出し」。1点1点を手にとってみるだけで、沢山捨てずとも持ち物が自然と整理されます。

今の家では、各場所に「よく使うモノ」が分散して置かれている状態。
使用頻度を無視して場所別に荷物を詰めてしまうと、引越しの初日から、あっちの段ボールを開けたり、こっちの段ボールを開けたり、不便なスタートとなること間違いなしです。

今ある場所やモノのカテゴリにとらわれず、全てのモノを使用頻度で、
次の4グループに分けていきます。

  1. 今月、1回以上使ったモノ
  2. 今月は使っていないが、今年、1回以上使ったモノ
  3. 今年使っていないが、愛着が強いモノ
  4. 使ってもいないし、愛着もないモノ

グループ4の、使用も愛着もないモノは、引越しのタイミングで手放したいもの。
引越しの合間にフリマアプリに出品するか、まとめて買取サービスに送ってしまいましょう。
紙袋にまとめておき、友人や同僚に譲るのも手です。

グループ1〜3は、それぞれ段ボールを用意します。「年に数回しか使わない」という共通点があれば、服とガジェット類を同じ箱に入れてもOK。
「思い出のもの」は、本や服、料理道具でも垣根なく、1つの「思い出ボックス」に詰めていきます。

壊われやすい思い出の物は、季節外の毛布と同じ箱に収納すると安心。
壊われやすい思い出の物は、季節外の毛布と同じ箱に収納すると安心。


新居についたあと、まずは使用頻度の高い箱だけを空ければOK。
使用頻度の低い箱は、時間のある週末まで開けなくてOKです。
まずは使用頻度の高いモノだけ定位置を決め、頻度の低いモノは押し入れに詰め込みます。
焦って収納家具を買ってしまうのが、新居の散らかりの元になるので、引っ越してから生活が落ち着くまでは、手持ちの用具でやりくりしましょう。

一夜漬けで全く整理せずに箱に突っ込んでしまうと、せっかくの新居もすぐにゴチャゴチャになってしまうでしょう。引っ越し時の手間が、新居での何年もの生活の基礎を作ります。
ぜひ面倒がらずに、使用頻度別の分類、やってみて下さいね!








































































































【米田まりな】1991年生まれ。整理収納アドバイザー1級。モノを愛してやまない人に向けた「捨てない片づけ」を考案。著書に「あの人に、イライラするのは部屋のせい」「集中できないのは部屋のせい」(PHP研究所)「捨てない片づけ」(ディスカバー21)。日経新聞NIKKEIプラスワンにて連載中。東京大学経済学部を2014年に卒業後、総合商社でベンチャー投資を担当し、現在は不動産ディベロッパーに勤務。平日は会社員として働きながら、副業で片付けの普及活動をしている。

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