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【東広島市】地元の日常風景が実は「貴重」なのです。くららで写真展を開催中です!

中本祥二ライター(東広島市・三原市)

東広島の精鋭な写真愛好家で結成されております、「東広島デジタル写真研究会」の作品展覧会が、東広島芸術文化ホールくららの1階の市民ギャラリーで本日より開催です。入場無料で、30日までです。

展示写真を、会代表の大山様のご案内で見学いたしましたが、とにかく印象的だったのは、「東広島のごく普通の日常を、上手く撮影している」ことです。

JR西条駅で通勤・通学している人にはお馴染みであろう、駅前の「藤田ストアー」と、その前を通りゆく人々の光景を上手く写し出しています。

安芸津町の離島の大芝島の桟橋から広がる、瀬戸内海の風景です。地元の方には「日常茶飯事」であっても、海の見えない都会に住む人には絶対新鮮に映ります。

その大芝島での、移動販売スーパーと、買い物する住民さんの様子です。これも、自宅や職場のすぐそこにスーパーやコンビニがあって買い物に困らない人には新鮮に映るはずですし、のどかな離島らしい光景だと思います。

タイトル画像は、西条駅前の酒蔵通りの飲食店街の様子です。これも、(西条地区在住の)筆者にはごく当たり前の光景でしたが、考えてみますと新鮮なのですね。

展覧会を見学して強く感じたことは、「地元のごく当たり前の光景が、地元以外の人には新鮮に映っている」と意識していらっしゃる撮影者の皆様の感性に感服したことです。

…私事ですが、筆者は最近、庄原市や岡山県新見市の川や山の風景をカメラに収め、それを素材にしてポスターを制作しておりますが、地元住民の方や大手鉄道会社に喜んでいただけました(僭越ながら…)。

そして地元の方からは、「住んでいる人はごく当たり前に思っている風景なのですよね」と、少し嘆きのような声も頂きました。山村の人は手つかずの溪谷風景を、漁村の人は船や筏の風景を貴重に思い、そして都会の人は高層ビルの風景を見つめ直す。今回の写真展のような企画が広がることで、「住んでいる人が身近な風景を意識してみる」ことが広がったらいいのかな、と思います。

(了)

文・写真 中本祥二

協力 東広島デジタル写真研究会様、東広島芸術文化ホールくらら様

写真展「東広島を撮る日常茶飯事」

主催 東広島デジタル写真研究会、中国新聞写真クラブ東広島支部

後援 東広島市教育委員会

開催日時 9月25日(水)~30日(月) 9:00~17:00

会場 東広島芸術文化ホールくらら 市民ギャラリー(広島県東広島市西条栄町7-19)

お問い合わせ先:082-423-3557(会代表の大山様)

ライター(東広島市・三原市)

東広島市に居住しております。フリーライター、「芸備線ディスティネーション協会」会長、小売店アルバイト店員。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を発信してまいります。※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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