【東大阪市】一枚の紙から素敵なアートに。体験もできる「おりがみ展」。
江戸の暮らしを現代に伝える町屋「旧河澄家」。現在、地域の折紙創作家 坂上慧ミ子さんと、生徒のみなさんによる企画展示「おりがみ展」が開催されています。おりがみによる展示会は珍しいなと思い、町屋の中にどのように展されているのか気になったので見にいってきました。
近鉄奈良線「石切駅」から北西へ徒歩20分程度。昔ながらの町屋「旧河澄家」はあります。現在「菊花展」と同時開催で、企画展示「おりがみ展」が開催されています。町屋の中にアート展が開催されていることが興味深いです。
この展示会は、色とりどりの花や小鳥のさえずりといった自然の移ろいをテーマにした展示会だそうです。入口には早速おりがみで作ったものとは思えない花や動物の作品が展示されていました。
中に入ると、町屋いっぱいにおりがみでできた作品が飾られています。小鳥やお花のおりがみだけでなく、額縁に飾られた絵のようなアートが本当に綺麗です。「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や「風神雷神」、「源氏物語」をモチーフにした作品もあり、おりがみの可能性を感じました。この展示会は、11月27日(日)まで開催されているとのことです。
中でも印象的だったのが、このおりがみでできた木です。「旧河澄家」には市の天然記念物である「日下のカヤ」が植えられているため、それを思わせるような堂々とした作品でした。このように、地元の話題を感じさせる作品は、少し意識して見てしまいますね。
ちなみにこの企画展では、おりがみの体験コーナーが設置されています。誰でも自由に利用することができるので、少し子供に戻った気分で、おりがみを楽しんでみてはいかがでしょう。
企画展示「おりがみ展」
【住所】大阪府東大阪市日下町7丁目6番39号
【アクセス】近鉄奈良線「石切駅」より徒歩約20分
【開館時間】9:30~16:30
【開催期間】2022年11月3日(木・祝)~11月27日(日)
【休館日】月曜日
【お問い合わせ】072-984-1640