東京23区とは思えない圧倒的な大自然!東京ドーム4.2個分にも及ぶ里山を訪れたような場所とは?
こんにちは、ホリデーノートを運営しているotoです。今回は、東京23区でありながら驚きの大自然を味わえる「自然教育園」へ行ってきました。「自然教育園」は、「目黒駅」より徒歩9分、「白金台駅」より徒歩7分ほどの場所に広がっています。
東京23区とは思えない大自然が広がる「自然教育園」
入園してすぐ、ご覧の写真のような大自然が広がる「自然教育園」。鳥の声に負けてたまるかとばかりにセミの大合唱も聞こえてきて、目黒駅からの道のりとのギャップにとまどいます。
天然記念物及び史跡に指定されている自然教育園は、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷だった場所です。明治時代には陸海軍の「火薬庫」、大正時代には宮内庁の「白金御料地」と歴史を重ね、一般の人が立ち入ることができなかったために豊かな自然が残されていました。
教育施設だけあり、園内の植物には名札がつけられています。広さは約20万平方メートル(東京ドーム4.2個分)!園内のほとんど植物、木々に名札がつけられており、これだけの植物、木々に名札をつけるのは大変だろうなと想像させます。
自然教育園の見どころの一つ「物語の松」。この場所が、松平讃岐守(さぬきのかみ)の下屋敷だったことの面影を伝えています。
とくに美しい自然の風景が楽しめる水生植物園
深い緑のなかを歩いていくと「水生植物園」にたどり着きます。水辺が広がり、生い茂る木々や草花の風景が美しいエリア。夏休みにどこか里山を訪れたようで、心が癒されます。
趣のある木道も設置されており、絵になります。都心とは思えない懐かしさを感じる風景ですね。
水生植物園には花も咲いており、本格的なカメラを持った人たちが集まっていました。可愛らしい紫色の花は「ミソハギ」。湿原などで見られる多年草で、多く咲いていました。
「自然教育園」のそのほかの見どころ
水生植物園のあたりから、緑が生い茂る「森の小道」を歩き「武蔵野植物園」へ向かう途中、シュロの木々が現れて一瞬南国を訪れたような気分になります。シュロとはヤシの木の仲間で、こう見えて日本原産なのです。
令和元年の台風で倒れてしまった「おろちの松」。ありのままの自然を見てもらうために、このまま展示しているそう。
秋には紅葉が見られるモミジが生い茂るエリア。青もみじもとても美しく涼しげです。
「自然教育園」は自然の涼しさを感じられる場所
水生植物園のあたりは日光が当たり暑いですが、そのほかは豊かな緑が影となってくれ、この日は最高気温が35度でしたが、だいぶ涼しく感じました。とは言え園内を歩くと汗はたくさんかくので、水分補給はしっかりしたいところです。
園内にはベンチも多く設置されており、緑のなかで途中休みながら森林浴するのも気持ちがいいです。
自然のなかをぐるぐる歩いていると、どこが出口かわからなくなるからでしょう、「出口」とかかれた案内板が、そこかしこに設置されています。
正門近くにある「教育管理棟」では企画展の展示を行うほか、お土産が買える売店や自動販売機もあります。
園内にもトイレはありますが、「教育管理棟」にもトイレがあります。とても涼しいので、帰る前に涼んでいくといいのではないでしょうか。
自然教育園
住所:東京都港区白金台5-21-5
電話番号:03-3441-7176 (代表)
開園時間:9時~16時30分(5/1~8/31は17時まで)※入園は閉園30分前まで
休園日:月曜日(祝日の場合は翌平日)/祝日の翌日(土日の場合は開園)/年末年始
入園料:320円(高校生以下、65歳以上、障害者の方とその介助者1名まで無料)
公式サイト(外部リンク)