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【長野県軽井沢町】昭和レトロな喫茶店。70年代インテリアが色褪せない「茶房マリヤ」

akariフリーエディター(軽井沢町・御代田町)

お店を開いてもうすぐ50年に。1970年代、中軽井沢エリアにオープンした「茶房マリヤ」は椅子やテーブル、内装そのままに、今も創業当時と変わらない場所でお客様を迎えています。

マリヤのカウンター。オリジナルの照明は張り替えしながら今も現役
マリヤのカウンター。オリジナルの照明は張り替えしながら今も現役

1970年代といえば、軽井沢は空前のテニスブーム。リゾート地として華やかな時代に突入し、マリヤも朝から晩までたくさんのお客様で溢れたそう。「朝の9時から夜は11時頃まで、ひっきりなしにお客様がみえて。オープンの頃はオシャレなお店なんて言われたんですよ」

ご夫婦ではじめたお店は、70年代流行のカフェインテリアが詰め込まれていて、その魅力は全く色褪せていないし、むしろ増してる!

窓際席。小さなテーブルとどっしりとした椅子が規則正しく並ぶ
窓際席。小さなテーブルとどっしりとした椅子が規則正しく並ぶ

個性的な壁には珈琲の産地が記された木製の地図が
個性的な壁には珈琲の産地が記された木製の地図が

現在は奥さまがひとりで切り盛りされていて、とにかく隅々までピカピカで気持ちがいい。当時揃えたものを愛着を持ってずっと使われているんだとか。

「革張りの椅子もそのまま。お客様がタバコで焦がした跡もあるけど気に入ってるので。外壁だけは変えていかないとどうにもならないんだけど」

今日の日替わりサービスはコロンビアでした
今日の日替わりサービスはコロンビアでした

メニュー表。マリヤブレンド400円など。食べ物はトースト類のみ
メニュー表。マリヤブレンド400円など。食べ物はトースト類のみ

メニューは基本的にドリンクのみで、フードはトースト3種。日替わりのサービス品をオーダーすると50円引いてくれます。

中軽井沢の駅から歩いて5分ほど。私は駅と直結している軽井沢図書館で本を借りてから、少しの時間ぼーっとしたい時によく伺っています。とても静かで落ち着いた空間。

変わっていくものと変わらないもの。レトロな喫茶店ならではの魅力が詰まったお店です。

小さな書体の看板が可愛い
小さな書体の看板が可愛い

マリヤ外観。駐車場は建物右側すぐにあります
マリヤ外観。駐車場は建物右側すぐにあります

<SHOP DATA>
「茶房マリア」
〒389-0112 長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢16−17
TEL:0267-45-4884
9:30〜18:00/木曜定休

フリーエディター(軽井沢町・御代田町)

東京から長野に移住して10年ほど。東京と軽井沢の2拠点生活のあと、現在は軽井沢の西側「信濃追分」に仕事場を設け、本に関わる仕事をして暮らしています。趣味は散策。古本と着物と温泉、浅間山麓の風土が好きです。

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