【京田辺市】除夜の鐘は大御堂観音寺で。今年は一休寺では実施なし
2024年もいよいよ残り少しとなりましたね。今年一年を振り返ると、どんな思い出が浮かびますか? ^^
多くの方が新しい年を迎える準備を進めながら、心新たに来年を迎えようとしていることと思います。
さて、年末の風物詩といえば、やはり「除夜の鐘」。
その音色を聞くと、一年の締めくくりを実感しますよね。
今夜、12月31日大晦日の大御堂観音寺では、23時40分から翌1月1日(水)の午前1時ごろまで、除夜の鐘をつくことができるとのこと。
心静かに鐘をつきながら、新年を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか?
除夜の鐘が108回つかれる理由をご存じでしょうか?
仏教の教えによると、人間には「煩悩」と呼ばれる欲望や迷いが108種類存在するとされています。
この「108」という数字は、その煩悩を象徴しているんです。
除夜の鐘をつくことで、一打ごとに煩悩が一つずつ消えていくとされ、鐘の音によって心が浄化されていくと言われています。
そのため、新しい一年を清らかな気持ちで迎える準備が整うのです。
また、108という数字は、1年間を表す12カ月、24節気、72候(季節の細かい区分)を合計したものとも解釈され、一年のすべてを清める意味も込められているんだそうですよ。
さらに、12月31日(火)には特別な機会として、国宝である十一面観音立像の夜間拝観が行われます。
この貴重なご本尊は、現世利益をもたらす菩薩として多くの方々に信仰されており、現在の願いごとを叶えてくれるといわれています。
特別な年越しの時間を、大御堂観音寺で静かに過ごしながら、新しい年の始まりに向けた願いを託してみるのも良いですよね。
なお、今年は一休寺では除夜の鐘の行事が実施されないとのことです。
お出かけの際は、どうぞお気を付けください。
●大御堂観音寺●
〒610-0322 京都府京田辺市普賢寺下大門13