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【なぜウルトラマンティガは愛されたのか?】3000万年の時を超えた熾烈な愛憎劇の決着とは?

二重作昌満博士(文学)/PhD(literature)

みなさま、こんにちは!

文学博士の二重作昌満(ふたえさく まさみつ)です。

灼熱の暑さが続きますが、みなさまいかがお過ごしですか?

さて、今回のテーマは「闇」です。

「闇」とはご存知の通り、黒く染まった暗い状況を表現する言葉ですが、視覚的なものだけでなく、人間の心の中にあるネガティブな感情を表す言葉としても用いられています。

つまり、人間にとってプラスな感情である「光」と対極的なものとして、「闇」という感情も心の中で両立し、その葛藤の中で人は日々の生活を営んでいるのかもしれません。

ニュージーランド南島、ネルソンにて筆者撮影。
ニュージーランド南島、ネルソンにて筆者撮影。

そんな「光」と「闇」の戦いですが、我が国が世界に誇る大衆文化である特撮ヒーロー番組の世界でも多々描かれてきました。

特にその動向が顕著だったのは、円谷プロ制作の国民的特撮ヒーロー番組であるウルトラマンシリーズ。現在も高い大衆的人気を誇る当シリーズですが、その中でもとりわけ「光」と「闇」の戦いに物語の重きを置いた作品がありました。

その作品の名は『ウルトラマンティガ(1996)』。

平成の世に誕生した国産ウルトラマンシリーズの第1作でした。

『ウルトラマンティガ(1996)』の物語の特徴は、光(ウルトラマン)と闇(敵勢力)の二大勢力の対決を通じて、勧善懲悪的な物語が展開されていたことにある。人の心を狙う悪魔ともティガは幾度も戦った。
『ウルトラマンティガ(1996)』の物語の特徴は、光(ウルトラマン)と闇(敵勢力)の二大勢力の対決を通じて、勧善懲悪的な物語が展開されていたことにある。人の心を狙う悪魔ともティガは幾度も戦った。

今回は、そんな光と闇の戦いを描いた『ウルトラマンティガ(1996)』の物語に、焦点を当てていきたいと思います。

※本記事は「私、アニメや特撮にくわしくないわ」という方にもご覧頂けますよう、可能な限り概要的にお話をしておりますので、ゆっくり肩の力を抜いて、気軽にお楽しみ頂けますと幸いです。

【新たな時代の幕開け!】超古代からよみがえった光の巨人・ウルトラマンティガとは何者か?

さて、ここからは『ウルトラマンティガ(1996)』の物語について触れていきますが、その前に少しだけ、ウルトラマンシリーズについて解説をさせてください。

『ウルトラマン(1966)』に登場した初代ウルトラマン。陸海空から現れる怪獣達を相手にウルトラマンは戦い、最後は必殺光線・スペシウム光線で退治する。しかし時には罪のない怪獣をいたわる優しさもみせた。
『ウルトラマン(1966)』に登場した初代ウルトラマン。陸海空から現れる怪獣達を相手にウルトラマンは戦い、最後は必殺光線・スペシウム光線で退治する。しかし時には罪のない怪獣をいたわる優しさもみせた。

ウルトラマンシリーズは、株式会社円谷プロダクション制作の特撮ヒーロー番組『ウルトラマン(1966)』及び、特撮怪獣番組『ウルトラQ(1966)』を起点とするシリーズです。

1966年に『ウルトラマン』が放送され、身長40mの銀色の巨人が巨大な怪獣と戦い、最後は必殺光線(スペシウム光線)で怪獣を退治するという物語はたちまち子ども達の心を掴み、最高視聴率42.8%、平均視聴率36.8%を記録する大人気番組となりました。

『ウルトラマン(1966)』の放送終了後も、『ウルトラセブン(1967)』を筆頭に、多数のウルトラマン達が登場し、現在にかけてウルトラマンシリーズとして定着してきた(筆者撮影)。
『ウルトラマン(1966)』の放送終了後も、『ウルトラセブン(1967)』を筆頭に、多数のウルトラマン達が登場し、現在にかけてウルトラマンシリーズとして定着してきた(筆者撮影)。

大衆的な人気を博した『ウルトラマン(1966)』の放映終了後も、その次回作である『ウルトラセブン(1967)』、以降も『ウルトラマンタロウ(1973)』や『ウルトラマンレオ(1974)』等、シリーズが続いていきました。

そして、元号が「昭和」から「平成」という新たな時代に移り変わると、新時代の到来に相応しい未知なるウルトラマンが登場しました。

『ウルトラマンティガ』は1996年9月7日から1997年8月30日まで全52話が放送された(写真はバンダイビジュアルから発売された本作のBlu-ray Box)。
『ウルトラマンティガ』は1996年9月7日から1997年8月30日まで全52話が放送された(写真はバンダイビジュアルから発売された本作のBlu-ray Box)。

それが1996年(平成8年)放送の『ウルトラマンティガ』でした。本作は平成のウルトラマンシリーズ第1作。怪獣の出現や宇宙人の襲来等、地球を襲う未曾有の危機に対し、三千万年の眠りについていた光の巨人・ウルトラマンティガがピラミッド(超古代遺跡)から目覚め、地球の危機に立ち向かうという物語でした。

3000万年前の超古代に活躍し、ピラミッドの中で石像となって眠りについていたウルトラマンティガは特捜チームGUTSのダイゴ隊員と一心同体となって現代によみがえった。初陣では、超古代怪獣ゴルザと対決。
3000万年前の超古代に活躍し、ピラミッドの中で石像となって眠りについていたウルトラマンティガは特捜チームGUTSのダイゴ隊員と一心同体となって現代によみがえった。初陣では、超古代怪獣ゴルザと対決。

ウルトラマンティガが戦うのは、超自然的な現象により出現した怪獣達のほか、地球の侵略や人類の誘拐を企む宇宙人達と様々。子どもの夢を食料とする異次元人ギランボは、ハロウィンの夜に子ども達の大量誘拐を企んだ
ウルトラマンティガが戦うのは、超自然的な現象により出現した怪獣達のほか、地球の侵略や人類の誘拐を企む宇宙人達と様々。子どもの夢を食料とする異次元人ギランボは、ハロウィンの夜に子ども達の大量誘拐を企んだ

『ウルトラマンティガ』は、過去に登場したウルトラマン達が「M78星雲・光の国」という宇宙からやってきたヒーローであったのに対し、なんとピラミッドの中で3000万年も石像になって眠っており、ピラミッドが怪獣に破壊されたことを機に目覚めたヒーローという、平成という新たな時代に相応しい、全く新しいウルトラマンでした。

つまり「光の国からぼくらのために、きたぞ我らのウルトラマン」、「君にも見えるウルトラの星」等、これまで構築されてきた「ウルトラマン=宇宙」という既成概念を、ウルトラマンティガは覆し、新たなウルトラマンの形を創出したと言っても過言ではないと思います。

ウルトラマンティガの大きな特徴は、戦う相手に応じた3つの姿への変身。バランスに優れたマルチタイプ(中央)、力技に長けたパワータイプ(左)、俊敏性に長けたスカイタイプ(右)で構成される。
ウルトラマンティガの大きな特徴は、戦う相手に応じた3つの姿への変身。バランスに優れたマルチタイプ(中央)、力技に長けたパワータイプ(左)、俊敏性に長けたスカイタイプ(右)で構成される。

他にも本作では、ウルトラマン史上初の色が変わるタイプチェンジ能力や、シリーズ初の女性隊長の登場等の新要素だけでなく、物語を通じてウルトラマンに変身する主人公(V6の長野博さん演じる特捜チームGUTSのマドカ・ダイゴ隊員)とヒロイン(吉本多香美さん演じる同僚のレナ隊員)のロマンスも描かれました。

そんな「平成」という新時代にふさわしい、新要素に溢れていた『ウルトラマンティガ(1996)』。さらに斬新な試みのひとつであったのが「闇の巨人」の登場でした。ウルトラマンティガが超古代から地球を守ってきた「光の巨人」であるならば、彼らはウルトラマンでありながらも人々を破滅に導く対極的な存在ー。

『ティガ』に登場した闇の巨人達は、いわば悪いウルトラマン。昭和のウルトラマンシリーズに登場した宇宙人の化けた偽物やロボット達と異なり、本質的に邪悪な存在として登場。なんとティガもかつては闇の巨人だった
『ティガ』に登場した闇の巨人達は、いわば悪いウルトラマン。昭和のウルトラマンシリーズに登場した宇宙人の化けた偽物やロボット達と異なり、本質的に邪悪な存在として登場。なんとティガもかつては闇の巨人だった

実はウルトラマンティガも、かつては人類を破滅に導く闇の巨人でした。

次章では、そんな3000万年の超古代から現代に至る、ウルトラマンティガの光と闇の攻防について、焦点を当てていきたいと思います。

【ウルトラマンティガの元カノは悪女だった?】憎しみと嫉妬に燃えた女性ウルトラマンが辿った悲劇とは?

前述したとおり『ウルトラマンティガ(1996)』は、3000万年前の超古代に活躍した光の巨人・ウルトラマンティガが現代によみがえり、怪獣や宇宙人から地球を守る物語として放送されました。

大好評を博した『ティガ』は、2000年に映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』と題して続編映画が公開されました。本作ではウルトラマンティガが活躍していた3000万年前の超古代の謎が明かされる展開と共に、主人公のダイゴ(ティガ)、ヒロインのレナ、そしてウルトラマンティガとかつて愛し合った元カノであるカミーラという女性との三角関係が描かれました。

3000万年前、ウルトラマンティガは文明を滅ぼす悪の戦士(ティガダーク)だった。超古代から現代の世に復活した闇の三巨人達(左からヒュドラ、カミーラ、ダーラム)は、ティガを再び仲間にしようと暗躍する。
3000万年前、ウルトラマンティガは文明を滅ぼす悪の戦士(ティガダーク)だった。超古代から現代の世に復活した闇の三巨人達(左からヒュドラ、カミーラ、ダーラム)は、ティガを再び仲間にしようと暗躍する。

本作の物語は、上述したテレビシリーズの最終回から2年後の世界を描き、結婚を目前に控えたダイゴとレナが平和な日々を過ごす中、南太平洋の超古代遺跡(ルルイエ)から3000万年前に封印された闇の三巨人(カミーラ、ヒュドラ、ダーラムから成る、悪い3人のウルトラマン)が目覚め、かつて仲間だったウルトラマンティガを再び仲間に引き込もうと画策します。

「あなたのこと、ずっと愛していたから」(カミーラ)

3000万年前、実はウルトラマンティガは闇の巨人「ティガダーク」であり、超古代の文明に破壊と混沌をもたらした存在かつ、カミーラとは恋人関係にありました。

ティガダークとカミーラ達が暗躍していたこの時代ー。地球にはたくさんの怪獣達が現れ、超古代文明は危機的状態にありました。しかし地球に多数のウルトラマン達が現れて怪獣達を撃退するも、次に起こったのはウルトラマン同士の争いでした。ウルトラマン達は互いに滅ぼしあい、最後に立っていたのはティガダークをはじめとする闇の巨人達。

巫女ユザレとの出会いで改心したティガダークは、闇の巨人達の力を次々に吸収し、自らの力としていった。ダーラムの剛力(赤)、ヒュドラの俊敏さ(紫)を経て、最後には三色から成るウルトラマンティガとなった。
巫女ユザレとの出会いで改心したティガダークは、闇の巨人達の力を次々に吸収し、自らの力としていった。ダーラムの剛力(赤)、ヒュドラの俊敏さ(紫)を経て、最後には三色から成るウルトラマンティガとなった。

文明どころか人類滅亡の一途を辿る混沌の中、ティガダークはユザレと呼ばれる女性との邂逅で改心します。ティガダークは闇の巨人達から次々と力を奪い、光の巨人「ウルトラマンティガ」として覚醒。他の光の巨人達やユザレと協力して闇の三巨人達の前に立ちはだかります。

「何故だ・・・何故そちら(光)にいる?待て、行くな!私も。」(カミーラ)

超古代文明を滅ぼさんとした闇の三巨人達は、ティガダークの裏切りを経て、ユザレ達の手により3000万年にわたり超古代遺跡の中に封印される。しかし、石化した彼女達の封印を解く現代人達が現れ状況は一変する。
超古代文明を滅ぼさんとした闇の三巨人達は、ティガダークの裏切りを経て、ユザレ達の手により3000万年にわたり超古代遺跡の中に封印される。しかし、石化した彼女達の封印を解く現代人達が現れ状況は一変する。

闇の三巨人は超古代遺跡(ルルイエ)の中で、ティガやユザレ達の手により3000万年に渡り封印されますが、ウルトラマンを支配下に置き、利用せんとする傲慢な現代人達の手により封印が解かれ、カミーラ達は復活。彼らを利用しようとしていた人間達を踏み潰し、指でつまんで放り投げ、鳴り響く悲鳴に悦に浸る闇の巨人達。

「暗い遺跡の中で、あなたのことだけを考えていたわ」(カミーラ)

カミーラ達は現代文明を滅ぼすと共に、自分達を封印したウルトラマンティガ(ティガダーク)を再び仲間に引き入れようと暗躍します。しかし、現代人であるダイゴにとって愛している女性はレナひとり。ダイゴは3000万年に渡るティガの因縁に決着をつけるため闇の三巨人と戦い、レナを守る意思を示したティガ(ダイゴ)に対し、カミーラは激昂します。

カミーラとの戦いにおいて撃墜されたレナの搭乗機(ガッツウィング1号)を守るウルトラマンティガ(ダイゴ)。3000万年前にユザレ、現代ではレナにティガをとられ、全てが吹っ切れたカミーラはついに暴走する。
カミーラとの戦いにおいて撃墜されたレナの搭乗機(ガッツウィング1号)を守るウルトラマンティガ(ダイゴ)。3000万年前にユザレ、現代ではレナにティガをとられ、全てが吹っ切れたカミーラはついに暴走する。

「そんな女のために!3000万年前は・・ユザレ!そして今は・・・。でも、これでなにもかもが吹っ切れたわ。思う存分、お前を・・・殺せる。」(カミーラ)

暴走するカミーラは巨大な怪物(デモンゾーア)へと姿を変え、一度はティガを破ります。しかしティガは自らが守る者のために奮起します。ティガは究極の姿(グリッターティガ)へと姿を変え、勝利しました。

一度は暴走したカミーラ(デモンゾーア)に敗北したウルトラマンティガだったが、究極の姿である「グリッターティガ」となって復活する。カミーラは断末魔、光への執着と共に静かに息を引き取るのだったー。
一度は暴走したカミーラ(デモンゾーア)に敗北したウルトラマンティガだったが、究極の姿である「グリッターティガ」となって復活する。カミーラは断末魔、光への執着と共に静かに息を引き取るのだったー。

「光・・・私も、欲しかった。」(カミーラ)

人間の姿に戻ったカミーラはダイゴに手を握られ、息絶えます。

その後、ダイゴとレナは結ばれ、「火星移住計画チーム」の一員として宇宙へと旅立つのでした。

このように、本作は『ウルトラマンティガ』という物語の完結編でありつつ、ダイゴとレナという関係に物語の主軸を置きながら、それに干渉する第三者(元カノのカミーラ)を登場させることで、恋の三角関係も描かれていることが特徴でした。

ちなみに本作品は国内の興収でも成功を収めただけでなく、海外市場でも好評を得ていたようで、アメリカではラブストーリー仕立てと、次々に強敵を撃破する展開(ティガがダーラム、ヒュドラ、カミーラとそれぞれ順に打ち倒していく)に喝采が送られたほか、フランスを筆頭とする各国でも作品のプロモーションが展開された等、目覚ましい躍進を遂げていたそうです(DVD「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」冊子より)。

上述してきた超古代からの愛憎劇が描かれた映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY(2000)』ですが、令和の世における本作のリブート(再始動)等、その後のウルトラマンシリーズにも大きな影響を与えました。

『ウルトラマンティガ』の物語を令和の世にリブート(再起動)したテレビ番組『ウルトラマントリガー(2021)』。本作全25話を通じて、ウルトラマントリガーと闇の巨人・カルミラの愛憎劇が描かれた。
『ウルトラマンティガ』の物語を令和の世にリブート(再起動)したテレビ番組『ウルトラマントリガー(2021)』。本作全25話を通じて、ウルトラマントリガーと闇の巨人・カルミラの愛憎劇が描かれた。

本作の主人公であるウルトラマンティガと、悲恋の中で散ったカミーラですが、現在もそれぞれの新天地で活躍し、大衆的な支持を獲得し続けています。

『ウルトラマンティガ(1996)』放送終了後、その後連続して放送された『ダイナ(97)』、『ガイア(98)』。以上3作の主人公達は「TDG」の愛称で親しまれ、現在も国内外で極めて高い人気を誇る。
『ウルトラマンティガ(1996)』放送終了後、その後連続して放送された『ダイナ(97)』、『ガイア(98)』。以上3作の主人公達は「TDG」の愛称で親しまれ、現在も国内外で極めて高い人気を誇る。

歴代ウルトラマンシリーズに登場した闇の巨人達がチームとなって集結する物語『ダークネスヒールズ』において、カミーラは復活。本作は舞台やマンガ作品を通じて展開され、カミーラは姉御肌的な存在感を発揮する。
歴代ウルトラマンシリーズに登場した闇の巨人達がチームとなって集結する物語『ダークネスヒールズ』において、カミーラは復活。本作は舞台やマンガ作品を通じて展開され、カミーラは姉御肌的な存在感を発揮する。

結ばれることなく、光と闇という立場の違いからそれぞれの新天地へと旅立っていったティガとカミーラ。両者が再び、交じり合う日は果たしてくるのでしょうかー?

最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。

(ウルトラマンティガの物語を視聴するなら)
TSUBURAYA IMAGINATION(通称:ウルトラサブスク、外部リンク)
(ダークネスヒールズの物語をコミックで楽しむなら)
・綱島志朗、『ダークネスヒールズーリリー 1』、KADOKAWA
・綱島志朗、『ダークネスヒールズーリリー 2』、KADOKAWA

博士(文学)/PhD(literature)

博士(文学)。日本の「特撮(特殊撮影)」作品を誘致資源とした観光「特撮ツーリズム」を提唱し、これまで包括的な研究を実施。国内の各学術学会や、海外を拠点とした国際会議へも精力的に参加。200を超える国内外の特撮・アニメ催事に参加してきた経験を生かし、国内学術会議や国際会議にて日本の特撮・アニメ作品を通じた観光研究を多数発表、数多くの賞を受賞する。国際会議の事務局メンバーのほか、講演、執筆、観光ツアーの企画等、多岐に渡り活動中。東海大学総合社会科学研究所・特任助教。

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