Yahoo!ニュース

【大阪市旭区】歴史と自然を身近に感じる和菓子。高殿の愛され和菓子屋さん天神堂~

ぽんた地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

2022年の十五夜は9月10日。中秋の名月のお月見を楽しまれる方も多いはず。雲もありましたが、綺麗に見えましたね。団子を月に見立ててお供えされましたでしょうか。

一説によるとお月見を楽しむ風習は平安時代から。江戸時代には豊穣を祝い次の年の豊作を祈願する団子のお供えが定着したそうで、お月見団子を15個、1段目に9個(3×3)、2段目に4個(2×2)、3段目に2個を盛ります。小さな子供に任せたら大喜びしそうです。(私は人生で一度も団子を積んだことない)

高殿の「天神堂」は近くの方から愛される老舗。愛され過ぎて昼過ぎにはショーケースがガラガラ…和菓子屋さんなのにプリンがあって、買えた時は至福。(プリンも売り切れがち)

ぼくが一人で朝早くから作ってるから、あんこから全部手作りやから、そんなにたくさんはあらへんよ~と。ちょっと見既製品かと思った栗饅頭さえ手作り。

権威ある洋菓子コンテストのトロフィー。二代目のご主人は洋菓子職人さんでしたが、ご両親の「天神堂」を継ぐために和菓子職人に転身。お店は約50年続く老舗です。京都の天神堂も有名ですが、こちらは大阪天満宮の奉納菓子を作っていた「天神堂」を祖にするとのことです。受け継いだレシピをさらに改良し、こだわりの原料と技術を惜しげもなく小さな和菓子に投入する「天神堂」さん。歴史や自然を身近に感じることのできる和菓子は日本のすばらしい文化ですね。

お一人で季節のお菓子を含め、多種類を製造されていて、大変ですねとつい言ってしまう。そんなことないよ~売れるんやったら一年中クリスマスケーキも売るよ~と返されてしまい…不思議にロックな精神をも感じる、高殿の愛され和菓子屋さんです。

天神堂 大阪府大阪市旭区高殿6丁目10−12

地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

元教育ママのリアリスト。大企業と超零細企業を渡り歩き、天国と地獄を見た女と評されるも実際は地獄Aから地獄Bにスムーズに移行しているやけくそ人生。地域愛とZIGGY愛は誰にも負けません!

ぽんたの最近の記事