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台風は釣れるって本当?狙い目のタイミングと避けるべき危険な瞬間

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釣りをしていると「台風時に釣りをしたら魚が爆釣した」といったように、台風にまつわる釣りの噂を耳にしたことがあるかと思います。

確かに釣りでは台風と釣果に関係があることは確かですが、釣りは自然相手のアクティビティということで、判断を誤ると自分の身を危険にさらすことになります。

そこで今回は、台風と釣りの関係釣りをしてはいけないタイミング狙い目となるタイミング等について紹介します。

台風と魚の関係

まず多くの人が気になっている台風と釣りの関係ですが、結論から言えば台風は釣りにプラスの影響とマイナスの影響の両方を与えます。

プラスの影響について

まず台風が釣りに与えるプラスの影響についてですが大きく分けると「気圧」と「」です。

台風は気象庁のHPによると

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17 m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

とのことで、端的に言うと台風は低気圧の1種です。

実は気圧は魚の活性にも大きな影響を与えていて、台風が近づくことで大気の圧力が下がり魚の活性が上がりやすくなると言われています。

また台風によって大雨が降るかと思いますが、その際に川が増水することでエサとなる小さな生き物が流されたり程度な濁りが入ることで魚の警戒心が薄れやすくなったりといった影響があります。

マイナスの影響について

続いて台風がもたらす釣りへのマイナスの影響について。

台風が近づくと当然、増水や濁りなどの影響があるかと思いますが、流れや濁りが強すぎると魚も捕食よりも避難を優先するようになるため、かえって釣れなくなってしまいます。

台風で釣りをしてはいけないタイミングとは?

ここまで台風と釣りの関係について紹介しましたが、絶対に釣りをしてはいけないタイミングがありまして、それは台風が通過している時です。

台風が通過している最中は、流れが強すぎたり濁りが入りすぎたりして魚が釣れにくい他、そもそも流れや濁りが強すぎて、ルアーや仕掛けが流されて釣りにならないことが多いです。

また当然、台風の最中は急な増水で流されてしまったり、風で飛ばされた物等に当たったりといった事故が多いのですが、特に気を付けたいのが落雷

実は釣り竿をよく見てみると「落雷注意」の表記があるようにカーボン素材のロッドは落雷の恐れがあり、過去に釣り人の方が雷に打たれた事例もあります。

台風の通過中は様々なリスクがあるため、絶対に釣りに出かけてはいけません。

狙うべきタイミングは?

台風の通過中は釣りに行くべきではないことについてお伝えしましたが、ではどのタイミングで釣りに行けば台風のプラスの影響をうけられるのでしょうか?

その答えは「台風前」と「台風の通過後」です。

台風の通過前は濁りや流れが入る前でありながら、気圧は低いので魚の活性が上がりやすくなります。

また台風の通過後には流れや濁りが少し落ち着いたタイミングが来るので、そのタイミングを狙って釣行することで、川の上流から流されてくるエサを待ち構えている魚を狙うことができます。

台風後を狙う場合、台風が通過した直後はまだまだ流れや濁りが強すぎるので、場所にもよりますが1-3日程度経って流れや水の色が落ち着いたタイミングが狙い目です。

台風直後は濁りが強すぎるので、もう少し濁りが取れた時が狙い目
台風直後は濁りが強すぎるので、もう少し濁りが取れた時が狙い目

大雨の後の釣りで狙うべき場所やオススメのターゲットについては以下の記事で紹介しています。

台風後に釣りに行ってみた

それでは過去に、台風後に釣りに行った時の様子について紹介します。

この日は台風が去ってから翌々日の様子なのですが、水を確認してみると少し濁りが入り、水面にはゴミが浮いています。

この程度の濁りなら、魚の活性も上がって期待が持てそうです。

このような状況だと、魚からルアーを見つけてもらいやすくする必要があるので、アピールが強めのルアーを使用します。

今回は波動の強いバイブレーションを選んで、広範囲をキャストして探ってみました。

ひらすらルアーをキャストして巻いて、キャストして巻いてを繰り返してみると

ガツンとした手ごたえとともに、竿がグンと曲がります。

慎重にやり取りをしながら魚を手前に寄せてくると

元気なシーバスが上がってきました。

台風の後は普段はあまり釣れないポイントでも、台風の増水や濁りの影響で魚が釣れることがよくありますし、群れが入ると連発することもあります。

今回は台風と釣りの関係について紹介しました。

台風は釣りにプラスの影響を与える側面もありますが、自然相手のアクティビティということでタイミングを誤ると事故に繋がる恐れがあるので、安全を確保した上で楽しむようにしましょう。

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