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【神戸市中央区】神戸港にて北方領土をつなぐ船「えとぴりか」無料見学会に行ってきた

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神戸港にて北方領土をつなぐ船「えとぴりか」が10月29日まで無料一般公開中。北方領土のことは知っていても神戸に住んでいては身近に体験談などを聞くことはあまりありません。そんなときに北方領土に行く船を見学できる機会があるということで行ってきました。

「えとぴりか」は北方四島をつなぐ船

えとぴりか。
えとぴりか。

「えとぴりか」は、北方四島交流等事業に使用する船です。元島民の北方領土への墓参のニュースを聞いたことがありますが、そのときに使われるのがこの船です。

「えとぴりか」のトレードマーク。
「えとぴりか」のトレードマーク。

船名の「えとぴりか」は、根室半島や北方四島の海域等に生息する海鳥の名前から公募によって選ばれたそう。イラストにあるようなオレンジ色のくちばしが特徴の美しい鳥。

北方領土について解説するパネル。
北方領土について解説するパネル。

船内に入ると北方領土についてパネルで詳しく解説されています。北方領土の海域で起こってるロシアによるだ捕などリアルな現実をパネルを通して知ることができます。

客室の二段ベット。
客室の二段ベット。

客室は二段ベットがある部屋とフロアにマットレスを敷く8人部屋がありました。この船の旅客定員は84名です。

客室にある窓。
客室にある窓。

客室には丸い窓が設置されています。この窓から北方領土を遠くに眺めた元島民の方がいたであろうことを想像しました。

「えとぴりか」のブリッジ。
「えとぴりか」のブリッジ。

操舵室もくまなく見学することができます。またブリッジにいる船員の方に質問することもできたので、知りたいことがあれば尋ねるてみるのもよさそうです。

食堂兼集会室。
食堂兼集会室。

「えとぴりか」を見学して感じたのは、関西に住む者には北方領土問題は遠い場所のこととしてとらえがちですが、このように北方領土に行く船に乗船すると一歩進んで身近な問題として感じることができたということです。「えとぴりか」の船内を一般開放して北方領土について広く告知していくことは有益なことではないでしょうか。

「えとぴりか」一般公開
2023年10月28日、29日
29日は10:00~15:00 (14:30受付終了)
入場無料
神戸港中突堤D岸壁 神戸市中央区波止場町

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神戸大好きのBest Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターが担当。歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをハードルを下げてわかりやすくお伝えるように心掛けています。さらにサブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届け。Best Kobeのおすすめ記事がLINE で配信されています。関連サイトのリンク先から友だち追加してみてください。

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