【仙台市宮城野区】明日の自慢案件! 「仙台の天気」を観測している場所は…宮城野区にあるんです。
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
相変わらず、今日も今日とて「面白いネタはねぇがー、美味い食べ物はねぇがー」とナマハゲのごとく仙台市宮城野区・若林区をウロウロしている私です。先日、そんな一人ナマハゲ巡業をしておりますと、明日ちょっと職場や学校で自慢できそうな小ネタを発見いたしました。
皆さん、天気予報で見かける
「仙台の天気」
これはどこで観測されたデータが元になっているか知っていますか?
政令指定都市であり、5つの区を擁する広い仙台市。例えば、スキー場もある泉ヶ岳近辺と、オフィスビルが立ち並ぶ青葉区では当然気温差もあるため、ローカル天気予報などではしっかりとエリア別に分けた詳細な気象情報を伝えてくれています。
しかし、全国の天気予報などでは、日本地図の宮城県あたりにお天気マークが表示され「仙台」と書かれているのを目にされたことはないでしょうか。その「仙台の天気」は仙台市内のどこで観測された気象情報を元にしているのか…。質問されて即答できる方は多くはないのではないでしょうか。
今回はそんな「仙台の天気」が観測されているスポットのご紹介です。
その観測スポットとは宮城野区五輪、榴岡公園の向かい側、こちらの通り沿いにあります。
そうなんです。「仙台の天気」は我らが宮城野区で観測されているんです! 県庁所在地、東北随一の繁華街「国分町」のある仙台市の中心青葉区ではないんです。宮城野区民、ちょっと鼻高々になれる事実ではないでしょうか。
はい、到着しました。こちらが「仙台の天気」を観測している「国土交通省気象庁 仙台管区気象台」さんの敷地です。奥に見える仙台市第3合同庁舎の中に仙台管区気象台さんが入っていることもあり、隣接するこちらの敷地が観測スポットになっているのかもしれません。
看板にもシッカリと
テレビなどで「今日の仙台の最高気温は…」と放送されることがありますが、仙台の気象はここで観測しています。(看板より抜粋)
と書かれています。
もちろん重要な仙台市の気象データを観測している場所ですから「関係者以外は立ち入り禁止」。絶対にフェンスを越えて敷地内に入ったりしないでください。関係者以外は立ち入り禁止! 大事なことなので2回言っておきますね。
※私が撮影した写真も全てフェンス外から撮影したものです
敷地の中には、サクラやウメなどの標本植物の開花や成長具合から季節を観測する「生物季節観測」についての看板もありました。
そう言えばサクラの季節。お隣の榴岡公園のサクラも見事ですが、こちらの仙台市第3合同庁舎付近にも見事なサクラが咲いていたように思います。そのサクラは季節を観測するために植えられたものなのかぁ、と一人納得。
他にも「仙台ウィンドプロファイラ観測局」として、上空の風向や風速を観測してくれている施設もフェンス外から見ることができました。
施設上部のアンテナから電波を発射。電波は風向きや風速で異なる跳ね返りをみせる性質があるため、風向きや風速がわかる。これぐらいの施設がないと正確な天気は観測できないんですねぇ。
また、フェンス越しに見た敷地内以外にも、合同庁舎のてっぺんに見える白い気象レーダーでは
台風・集中豪雨・梅雨前線などによる、降水の強さや降水地域の風の分布を観測してくれています。
しかも、令和3年6月11日に「二重偏波レーダー」にパワーアップし、より正確な観測が行えるようになったとのこと。ゲリラ豪雨・局地的大雨という言葉を耳にすることも多くなった昨今、ありがたいパワーアップです。
いかがだったでしょうか。
「仙台の天気」が観測されていたのは「仙台市宮城野区、仙台市第3合同庁舎に隣接する敷地と庁舎てっぺんにある気象レーダー」という宮城野区の小ネタでした。
明日職場や学校で自慢してみるのもいいかもしれませんが、くれぐれも興味をもったからといって観測スポットに行き、敷地内に入るようなことは決してしないで下さいね。それではまた次の記事でお会いしましょう!
●観測敷地内、仙台ウィンドプロファイラ観測局の住所●
〒983-0842 宮城県仙台市宮城野区五輪1丁目3