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内野失策で二塁出塁、センター犠飛で二塁からホームへ 俊足の26歳が無安打同点走<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
中飛で二塁からホーム生還のファン・ソンビン(写真:ロッテジャイアンツ)

8月1日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ-ロッテジャイアンツ(インチョン)はロッテが1-2で1点を追う8回表、代打のファン・ソンビンがセカンドのエラーで出塁。ボールが内野を転々とする間にファン・ソンビンは二塁へと進んだ。

続く1番ユン・ドンヒの打球は右中間への大飛球。これをSSGのセンター、チェ・ジフンがジャンプしフェンスに激突しながら好捕した。

この打球で二塁走者のファン・ソンビンはタッチアップし三塁を蹴ってホームへ。SSGの中継プレーによる送球よりも先にファン・ソンビンが本塁に到達し、ロッテが2-2の同点とした。

その後ロッテは2死満塁のチャンスを作り、6番ソン・ホヨンの2点適時打で勝ち越しに成功。4-2としたロッテが勝利を収めた。敗れたSSGの連勝は5で止まった。

リーグトップクラスの俊足で、果敢な走塁を見せるファン・ソンビンは今季ここまで2位タイの38盗塁をマークしている。

映像:ファン・ソンビンの走塁シーン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「史上2人目の4試合連続2ケタ奪三振」

SSGの先発ドリュー・アンダーソン(元広島)は7回途中3安打1失点と好投。10個の三振を奪い、史上2人目の4試合連続2ケタ奪三振となった。歴代最長は1991年ソン・ドンヨル(当時ヘテ)の5試合連続。アンダーソンは67イニングで102個の三振を記録している。

◇8月1日(木)の結果

・LG 0 - 7 サムスン(チャムシル)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:イム チャンギュ

・キウム 14 - 9 NC(コチョク)

 勝:キム ヨンジュ

 敗:キム ヨンギュ

・SSG 2 - 4 ロッテ(インチョン)

 勝:キム サンス

 敗:チョ ビョンヒョン

・KT 8 - 14 ハンファ(スウォン)

 勝:ムン ドンジュ

 敗:オム サンベク

・KIA 0 - 1 トゥサン(クァンジュ)

 勝:バラゾビック

 敗:ネイル

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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