【北九州市小倉北区】北九州市出身の医師、スーダンで支援活動~認定NPO法人ロシナンテス
認定NPO法人ロシナンテス(以下、ロシナンテス)を知っていますか。
北九州市小倉北区に本部を置き、北九州市出身の医師、川原尚行先生が理事長兼スーダン現地代表を務める団体です。
必要な保健医療が受けられない地域の人たちに「医」を届けることによって、だれもが健やかに生きることのできる未来を目指しており、主に、スーダンやザンビアで活動されています。
外務省の医務官から現地の人を診察できる医師に
川原先生がロシナンテスを立ち上げたのは、外務省の医務官としてスーダンに派遣されたことがきっかけです。
当時のスーダンは医療設備が整っておらず、医師である川原先生が診察しようと思っても、医務官は日本人の治療しか認められていません。
2005年、川原先生が外務省を退官され立ち上げたのがロシナンテス。
医療支援から始まった活動は、病気の原因である汚れた水をきれいな水にするための事業へ。
また、日本からの支援に頼らず、現地の人たちが自分たちで継続的に維持できるような子供たちの教育環境の整備につながっています。
北九州市にサッカー留学をしていたゼイン君
私がロシナンテスを知ったのは、10年以上前。
九州国際大学付属高等学校に、ロシナンテスの支援でサッカー留学していたスーダン人ゼイン君と出会ったことからでした。
それまで、ロシナンテスの存在を全く知らず、ゼイン君を通じて、興味を持ちました。
時は流れ、ゼイン君は帰国し、川原先生も、スーダンで活動をされていました。
2023年4月、スーダンの首都ハルツームで軍事衝突が始まり、川原先生は命からがら帰国され、ゼイン君は他国で避難生活を行っています。
当時の様子は、川原先生やゼイン君が講演会を行っており、新聞やテレビで見て知っている方もいるかと思います。
トイレや洗濯場、水タンクの回収などを実施
現在、スーダンでは首都ハルツームから住む場所を追われ、地方都市に避難した人たちが大勢います。ロシナンテスは、そんな国内避難民の避難場所の衛生環境を改善するためのプロジェクトを行っています。
彼らの生活を維持するため、平和を維持するためには費用が掛かります。
私たちはいろいろな形で支援することが出来ます。
支援方法についてはホームページでご確認ください。
(さくらはなこ)
認定NPO法人ロシナンテス
住所:福岡県北九州市小倉北区古船場町1-35
北九州市立商工貿易会館7F
ご支援についてのお問い合わせ
093-521-6470
(電話受付:平日10:00~17:00)